経産省・新着情報

2022年10月17日

経済産業省は、繊維産業において、優れた技術を持った企業や、優れた取組をしている企業を広く周知することで、社会的認知度の向上と、優れた取組の業界への横展開を図るとともに、選定事業者のビジネスチャンス拡大を目指すことを目的として、「次代を担う繊維産業企業100選」を選定します。本日より、2022年度の募集を開始します。

1.「次代を担う繊維産業企業100選」とは

日本における繊維産業は、担い手不足や海外生産拠点の増加(繊維産業における国内市場の輸入浸透率は数量ベースで98%)など、製造現場をめぐる環境は大きく変化しています。また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出機会の減少などにより、多くの繊維関連企業では売り上げが減少しています。

また、近年、繊維産業に対しては、責任あるサプライチェーン管理やサーキュラーエコノミーの推進などのサステナビリティへの対応が求められており、アパレル企業だけでなく、サプライチェーンを構成する様々な企業にも拡大しています。

一方で、こうした環境変化に適応しつつ、企業が持つ優れた技術力やデザイン力を活かした付加価値の創出、OEMメーカーが消費者へ直接販売を行うDtoC(Direct to Consumer)や、産地企業による独自ブランドの立ち上げ、海外マーケットへの進出など新しい取組も広がっています。

こうした繊維産業における環境変化を踏まえ、産業としての進むべき方向性や今後の政策を、今年の5月に「2030年に向けた繊維産業の展望(繊維ビジョン)」として取りまとめました。この中では、サステナビリティの推進や、新規性のある事業・サービスの展開など、5つの分野を柱として、政策を進めていくこととしています。

これらの分野において、優れた技術力やデザイン力を持つ企業や、優れた取組をしている企業が、周囲からの注目・関心を集め、さらなる新しい連携・製品開発等を推進することが可能となるよう、「次代を担う繊維産業企業100選」として対外発信してまいります。

2.選定企業について

「繊維ビジョン」で掲げる、5つの分野に関する、優れた技術力やデザイン力を持つ企業や、優れた取組をしている繊維産業企業を「次代を担う繊維産業企業100選」として公表します。中堅・中小企業を対象とし、いずれか又は複数分野への応募が可能です。
①     サステナビリティ
②     デジタル化
③     技術力やデザイン力による付加価値の創出(古い織機で高度な技術の付加価値 等)
④     新規性のある事業・サービスの展開(DtoC、産地企業による独自ブランド、異業種連携 等)
⑤     海外展開

3.今後のスケジュールについて(予定)

2022年10月17日(月曜日) 応募開始
2022年11月30日(水曜日) 応募締め切り(13時 必着)
2022年度中 結果公表

4.応募書類等について

以下より、ダウンロードしてください。
応募様式Excelファイル
応募要領PDFファイル
事例集例PDFファイル

関連リンク

担当

製造産業局 生活製品課長 田上
担当者:山田、高橋、渡部、小林

電話:03-3501-1511(内線 3861)
03-3501-0969(直通)
03-3501-0316(FAX)
E-mail:次代を担う繊維産業企業100選 bzl-senni.kigyosen@meti.go.jpメールリンク

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