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秋葉復興大臣記者会見録[令和4年10月11日]

令和4年10月11日(火)10:30~10:40 於)復興庁記者会見室 

1.発言要旨

 どうも皆さん、おはようございます。

 まず1点目ですけれども、復興庁では、「ふくしま復興フェア第2弾」といたしまして、霞が関の中央官庁にお勤めの皆様にも、福島県が運営するオンラインショッピングサイトを通じて、積極的に福島県産品を購入していただくよう、各省庁に対して、職員への周知等の協力を呼びかけさせていただきました。「ふくしまプライド便」などのサイトでは、現在、季節のものであります「なし」や「新米」をはじめ、数多くの商品を購入していただけるようになっております。よろしければ、皆様もぜひ御購入、御周知方よろしくお願いしたいと思います。

 2点目ですけれども、明後日の13日木曜日、福島県大熊町及び双葉町を訪問いたします。まず、2019年4月に避難指示解除されました大熊町の大川原地区を視察いたします。また、大熊町、双葉町の両町において、本年6月と8月にそれぞれ解除されたばかりの特定復興再生拠点区域を視察するとともに、両町の特定復興再生拠点区域外の区域を視察いたします。

 以上です。

 

2.質疑応答

 

(問)1点目の「ふくしま復興フェア」の職員の周知ということだったんですけども、これはいつ付で職員に周知をされたということですか。

(答)ちょっと、いつ付という具体の日時は、後で確認して報告したいと思います(※令和4年10月4日付で周知)。なお、復興庁だけでは不十分ですので、各省庁への周知も復興庁として実施をさせていただいておりますが、今週金曜日予定の閣議での懇談会で、私からも各大臣にこの件を周知する予定で今準備しております。

 

(問)復興大臣に就任して2か月が経過しましたが、この2か月間で大臣がいろんなところに視察に行かれて、今、被災地はほぼ回られたかなと思うんですが、視察して感じている今の課題ということと、この後、今後、こんなことに取り組みたいということがあれば教えていただければと思います。

(答)ありがとうございます。就任してこの約2か月、ちょうど2か月、全部で30の市町村をお伺いしたのかなというふうに思っております。双葉町だけでも3度伺って、木曜日の訪問で4度目になるんですが、やはり現場に行って、皆さんの生の声を聞くということは本当に重要だと思っております。特に、12市町村の皆様、口々にようやくスタートラインに立ったという言葉であったり、まだこれからだというようなことを口々におっしゃる中に、私も被災地、仙台の出身ではありますけれども、本当に福島はまだまだ中長期的な対応がこれから必要だということを実感しております。

 また、宮城県や岩手県に関しましても、確かにハード事業は一定の成果が出て、ほぼ終えていると言っても過言ではないと思いますが、やはり、なりわいの再生がまだまだ不十分であるという、それから移転元地の利活用、特に岩手県においては、まだ五十数パーセントしか進んでおらず、言わば、半分近くが未利用地になっている、これは、やはりこれからの市町村のそれぞれのまちづくりを考える上でも、移転元地の利活用、本当に復興庁もそれぞれ岩手県と宮城県に出先を構えているわけですから、いわゆるハンズオン支援も含めて、我々も知恵を一緒に出し合う作業が必要だなと思いますし、あわせて、有効な活用ができるための裏づけとなる財政的な支援、こういったこともしっかりフォローアップしていく必要があるだろうと思います。

 また、いつも申し上げていることですけれども、この11年半の中で、心のケアの問題は、まだまだ息の長い問題だというふうに思っております。確かに相談をされている方々の実数は、何とか減少傾向にはあるものの、相談の件数自体がここ数年横ばいで来ているということ、やはりちょうど12年一回りのこの段階で、しっかり深掘りをして検証することが必要だと思っております。

 臨時国会も始まりましたけれども、落ち着きましたら、私も相談業務の実情がどうなっているのか、地元に伺って、ヒヤリングをさせていただくよう指示をしているところでありまして、宮城県に住んでおりますと、ある程度、一段落、いろんな面でしているのかなという印象を持ちがちですけれども、実際、やはり現場に行って、関係者の皆さんと懇談をする上で、福島に限らず、まだまだ課題は山積しているということを改めて認識をしているというのは、2か月たっての正直な感想でございます。

 

(問)明後日に、大熊町と双葉町に行かれるということですが、特に、拠点区域外については、与党提言でも来年度に除染開始という話も出ていますけれども、具体的にどういったところと、どういう目的、どういったところの対応を見ていらっしゃりたいのかというところを教えてください。

(答)まずは、今まで被災地、全て訪問させていただきましたけれども、1回り目は就任の御挨拶ということが主な目的でございました。なかなか被災の現場に行って、見聞きするということは2回り目以降かなと思っておりまして、そういう意味で、避難指示解除された大熊町のこの大川原地区を、実際に視察をさせていただいて、避難者の戻り具合もまだまだ低水準でありますから、これから、やはり生活の環境基盤といいますか、インフラ整備もしていかなければいけません。そうしたニーズも含めて、現場を見、そして生の声を伺っていきたいなというふうに思っております。

 また、党のほうからも第11次提言の中で、シンボリックな形で進めるエリアも必要じゃないかという提言もいただいておりますので、そういったことは可能かどうかということも見極めていきたいと思っておりますし、いずれにいたしましても、双葉町のように、今度で4度目というような町もありますが、大概は2度目、3度目ということの中で、御挨拶というレベルではなくて、実際に現地に足を運んで、さらに皆さんの御意見を伺っていきたいと、こういったことが主な目的ということになります。

 復興フェア、よろしくお願いいたします。

(以  上)

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