外務省・新着情報

令和4年10月7日

 10月7日、午後1時30分頃から約35分間、一連の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、北朝鮮に関する日米韓電話協議が実施されました。同電話協議には、船越健裕アジア大洋州局長、ソン・キム米国北朝鮮担当特別代表及び金健(キム・ゴン)韓国外交部朝鮮半島平和交渉本部長が参加しました。

  1. 三者は、4日、北朝鮮がおよそ5年ぶりに我が国上空を通過する弾道ミサイルを発射したのに続いて、6日にも再び弾道ミサイルを発射したことを含め、北朝鮮が9月末からの短期間だけでも6回の弾道ミサイル発射を行ったことについて、地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、且つ、国際社会に対する明白・深刻な挑戦であるとして、改めて強く非難しました。
  2. その上で、三者は、最新の北朝鮮情勢について意見交換を行うとともに、今後の方針の摺り合わせを行いました。三者は、日米同盟、米韓同盟の抑止力・対処力を更に強化することの重要性について認識を共有し、昨今の日米韓安保協力の進展を評価すると共に、今後協力を更に推進することで一致しました。また、安保理が、一部の国々の消極的な姿勢により、北朝鮮による深刻な挑発行為と度重なる安保理決議違反に対して行動できていないことは大変遺憾であるとの認識を共有しました。その上で、安保理における更なる対応や制裁の履行強化を含む国際連携等について、引き続き日米、日韓、日米韓で緊密に連携することを再確認しました。

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