外務省・新着情報

令和4年9月30日

 9月30日、午後6時50分頃から約30分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ヴォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領(H.E. Mr. Volodymyr ZELENSKYY, President of Ukraine)と首脳電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理大臣から、ロシアによる侵略を一刻も早く止めさせるべく、G7等と結束して取り組んでいくとの我が国の姿勢を改めて伝達した上で、祖国と自由を守るために闘うウクライナとの連帯を伝えました。
  2. また、岸田総理大臣から、今般実施されたいわゆる「住民投票」と称する行為、さらにはウクライナの一部地域の「編入」に向けた動きは、ウクライナの主権と領土一体性を侵害し、国際法に違反する行為であり、決して認められてはならず、強く非難する旨述べたところ、ゼレンスキー大統領から、我が国の立場及びこれまでの支援に対し、深い感謝の意が表明されました。さらに、岸田総理大臣から、日本は、今般の「編入」に向けた動きを踏まえ、G7と緊密に連携し、更なる制裁を検討していく旨述べました。
  3. 岸田総理大臣から、強力な対露制裁とウクライナ支援を国際社会と共に継続していくこと、一刻も早い平和の回復とウクライナの復興に向け、来年のG7議長として国際社会の議論をリードする決意について伝達し、両首脳は、相互に協力していくことで一致しました。

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