外務省・新着情報

令和4年9月22日
正面を向き、握手を交わす、林大臣とシュクリ外相の様子
テーブルにつき、会談を行う、林大臣とシュクリ外相の様子

 現地時間9月22日午前11時(日本時間9月23日午前00時)から約35分間、国連総会出席のため米国・ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、サーメハ・シュクリ・エジプト・アラブ共和国外務大臣(H.E.Mr. Sameh Shoukry, Minister of Foreign Affairs of the Arab Republic of Egypt)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、11月にエジプトが議長国を務める国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)は気候変動分野における国際的取組を更に前進させる機会であり、エジプトと連携したい旨述べました。また、シュクリ外相から安倍元総理への弔意が示され、林大臣から今月末に実施予定の安倍元総理大臣の国葬儀にエルシーシ大統領が特使(カーメル・エルワジール運輸大臣)を派遣する予定であることに感謝の意を伝えました。
  2. 林大臣は、ロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがすとともに、国際的な食料危機を招いており、問題解決のためにも根本的な原因であるロシアの侵略を一刻も早く終わらせる必要がある旨指摘し、エジプトとも連携していきたい旨述べました。これに対し、シュクリ外相から、国際的な食料危機を終わらせるためにも、一刻も早い政治的解決が必要であるとの発言がありました。
  3. 両大臣は、NPT(核兵器不拡散条約)の維持・強化に向け協力していくことで一致しました。
  4. 両大臣は、昨年、枠組みの立ち上げで合意した中東に関する日本・エジプト・ヨルダン三者協議について、今月第2回局長級協議が実施され、建設的な議論が行われたことを歓迎しました。
  5. 両大臣は、両国が互いに重要なパートナーであるとの認識を共有するとともに、二国間関係の更なる関係拡大に向け、引き続き協力していくことで一致しました。

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