外務省・新着情報

令和4年9月22日
正面を向き、握手を交わす、林大臣とサファディ副首相兼外相の様子
着席し、会談を行う、林大臣とサファディ副首相兼外相の様子

 9月22日午前9時30分(日本時間22日午後10時30分)から約20分間、国連総会出席のため米国・ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、アイマン・サファディ・ヨルダン副首相兼外務・移民大臣(H. E. Mr. Ayman Safadi、 Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and Expatriates of the Hashemite Kingdom of Jordan)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、王室・皇室の友好関係及び戦略的パートナーシップに基づく、両国の友好な関係を一層発展させたい旨述べました。また、今月末に予定している安倍元総理の国葬儀にアブドッラー2世国王が参列する予定であることに感謝の意を伝えました。
  2. 双方は、中東地域情勢について意見交換し、「二国家解決」に基づく中東和平実現の重要性を共有しました。林大臣から、多くの難民を受け入れるヨルダンの役割が地域の安定にとって重要であることを踏まえ、世界的な食料・エネルギー価格の高騰が難民の生活を一層困難なものにしていることに触れつつ、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)を通じた本年の日本の支援について説明しました。これに対して、サファディ副首相兼外相から、中東和平に関する日本の立場と貢献に対する謝意が述べられました。
  3. また、双方は、昨年枠組みの立ち上げで合意した中東に関する日本・エジプト・ヨルダン三者協議について、今月第2回局長級協議が実施され、三者間の協力が具体化しつつあることを歓迎するとともに、一層推進していくことで一致しました。
  4. 双方は、二国間関係の一層の強化や地域の安定に向け、近い将来に第3回目となる外相間戦略対話を実施することで一致し、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

発信元サイトへ