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令和4年9月21日
握手する日・フィリピン両首脳 フェルディナンド・マルコス・フィリピン共和国大統領と握手する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 現地時間9月21日、午後1時10分(日本時間22日午前2時10分)から約55分間、国連総会出席のためニューヨークを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、フェルディナンド・マルコス・フィリピン共和国大統領(H.E. Mr. Ferdinand R. Marcos, Jr., President of the Republic of the Philippines)と首脳ワーキングランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、マルコス大統領に対して、安倍元総理の国葬儀へのドゥテルテ副大統領の参列予定に謝意を伝えた上で、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、基本的価値を共有する戦略的パートナーであるフィリピンとの連携を重視する旨述べました。これに対し、マルコス大統領から、日本との関係を強化していきたい旨の発言がありました。
  2. 岸田総理大臣から、マルコス大統領の優先分野である農業、エネルギー、保健等の分野のほか、インフラ整備においても協力を強化していきたい旨述べ、両首脳は、安全保障協力を一層強化していくこと等、両国の協力関係を更なる高みに引き上げることで一致しました。
  3. 地域・国際情勢については、東シナ海・南シナ海情勢、経済的威圧、ウクライナ情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、ミャンマー情勢、軍縮・不拡散、安保理改革を含む国連の機能強化等といった諸課題についても意見交換し、両首脳は諸課題について協力していくことの必要性で一致しました。
  4. また、両首脳は、早期にマルコス大統領の訪日が実現するよう、引き続き調整していくことで一致しました。

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