外務省・新着情報

令和4年9月21日

 9月21日(現地時間同日)、バングラデシュ人民共和国の首都ダッカにおいて、我が方、伊藤直樹駐バングラデシュ人民共和国日本国特命全権大使と、先方、ヨハネス・ヴァン・デル・クラウー国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)バングラデシュ代表(Mr. Johannes VAN DER KLAAUW, Representative, UNHCR Bangladesh Office)との間で、供与額5.05億円の対バングラデシュ無償資金協力「バシャンチャール島におけるミャンマーからの避難民のための医療・保護支援及びコックスバザール県における治安対策強化計画(UNHCR連携)」に関する交換公文の署名が行われました。

  1. バングラデシュ南東部コックスバザール県には、2017年にミャンマー・ラカイン州から多くの避難民が流入し、避難民キャンプに居住していますが、治安の悪化が懸念されています。また、キャンプの人口過密等によりバシャンチャール島に移住した避難民は、医療施設や安全な水の不足に直面し、劣悪な生活・衛生環境に晒されています。
  2. 本計画は、UNHCRとの連携の下、バシャンチャール島において、医療施設の改修、水・衛生施設(トイレ、シャワー、水道等)の整備、生活必需品の提供等を、ウキア郡の避難民キャンプにおいて、警察駐在所の整備をそれぞれ行うものです。この協力により、避難民の生活環境改善と両コミュニティの治安対策強化が図られ、もって同国の社会脆弱性の克服に寄与することが期待されます。
(参考)バングラデシュ人民共和国基礎データ

 バングラデシュ人民共和国は、面積約14.7万平方キロメートル(日本の約4割)、人口1億6,630万人(2021年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)2,620米ドル(2021年、世界銀行)。


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