外務省・新着情報

令和4年9月20日
正面を向き、記念撮影に応じる、林大臣とミルゾヤン大臣の様子
テーブルにつき、会談を行う、林大臣とミルゾヤン大臣の様子

 現地時間9月20日午後4時40分(日本時間21日午前5時40分)から約20分間、国連総会出席のためニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、アララト・ミルゾヤン・アルメニア外務大臣(H.E. Mr. Ararat MIRZOYAN, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Armenia)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、本年外交関係樹立30周年を迎えた日本とアルメニアとの協力は人材育成、防災、文化など幅広い分野で発展している、アルメニアは法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の強化に向けて協力できる重要なパートナーであると述べました。
  2. ミルゾヤン大臣から、最近の地域情勢について説明があり、これに対し、林大臣から、最近緊張が高まっているナゴルノ・カラバフ問題について、アルメニアとアゼルバイジャンとの間の対話を通じた平和的解決が地域全体の平和と安定及び発展に重要である旨強調しました。
  3. また、林大臣は、ロシアによるウクライナ侵略に関し、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙を一日も早く終わらせるためには国連を中心とした法の支配に基づく国際秩序の維持・強化が重要であり、国際社会が結束して対応していく必要がある旨強調しました。双方は、ウクライナ情勢を含む国際問題に関し、引き続き連携するべく議論を続けていくことを確認しました。
  4. 林大臣から、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等の東アジア情勢についても説明し、ミルゾヤン大臣の理解を得ました。

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