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令和4年9月20日
エルドアン・トルコ共和国大統領と岸田文雄内閣総理大臣 岸田文雄内閣総理大臣とエルドアン・トルコ共和国大統領(写真提供:内閣広報室)
日・トルコ首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間9月20日、午後4時45分(日本時間21日午前3時30分)から約40分間、国連総会に出席のため米国・ニューヨークを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、レジェップ・タイップ・エルドアン・トルコ共和国大統領(H.E. Mr. Recep Tayyip ERDOĞAN、 President of the Republic of Turkey)と日・トルコ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、エルドアン大統領から、安倍元総理大臣の逝去について深い弔意の表明があり、国連総会の機会に岸田総理大臣と会談を行うことができ嬉しく思う旨発言がありました。
  2. 両首脳は、地域情勢について意見交換を行いました。岸田総理大臣は、ロシアによるウクライナ侵略について、主権と領土一体性の尊重に反し、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であると同時に、法の支配に対する重大な挑戦であると強く非難した上で、力による一方的な現状変更の試みは、いかなる地域においても許されるものではないと述べました。
  3. また岸田総理大臣から、ロシア及びウクライナ双方との緊密な関係を活かした取組に加え、世界が食料危機に直面する中、国連、ウクライナ、ロシアとの4者協議を通じて、イスタンブールに穀物輸送にかかる合同調整センターが設置され、その結果ウクライナからの穀物輸出が実現されたことは、トルコの粘り強い外交努力によるものであるとして敬意を表しました。
  4. 両首脳は、日・トルコ経済連携協定交渉について、早期妥結に向けて協議を加速させることで一致しました。
  5. 両首脳は、両首脳のリーダーシップの下、引き続きエネルギー、宇宙、教育を含む様々な分野で二国間関係を発展させていくことで一致しました。

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