外務省・新着情報

令和4年9月20日

 令和4年9月8日から15日まで、第22回FEALAC若手リーダー招へいを実施したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 本招へいプログラムは、アジア・中南米の共通課題に対する理解を深め、FEALAC加盟国間の関係を強化すること等を目的として、FEALACが設立されて間もない2001年からほぼ毎年実施されており、今回はアジアと中南米の共通課題である「脱炭素化と科学技術の活用」をテーマに実施されました。
  2. 被招へい者一行は、9日に神戸市役所を訪問し、水素スマートシティ神戸構想について学び、その後水素CGS実証プラントや水素荷揚基地の視察を行いました。10日は京都、11日は都内をそれぞれ視察し、日本の伝統及び現代文化に触れました。12日には政府関係者から、グリーン成長戦略に関する我が国の取組に関する説明を受け、13日には日本経済新聞による脱炭素化に向けた社会的な対話促進に関する講演及び、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によるグリーンイノベーション基金に関する講義を受けました。14日には、宮坂桐蔭横浜大学特任教授によるペロブスカイト太陽電池の研究と今後の展望について講義を受けました。また、プログラム中は被招へい者間で自国の脱炭素化に向けた取組の課題を共有し、今後のアジアと中南米の協力関係の在り方等について意見交換を行いました。
  3. また、被招へい者一行は14日に秋本外務大臣政務官を表敬訪問しました。
  4. 本招へいを通じ、日本の脱炭素化への取組を参加者に紹介するとともに、参加者間で各国の取組や問題意識を共有することができました。アジア・中南米の共通課題に対する理解を深め、FEALAC加盟国間の関係を強化するという目的のもと、本招へいは有意義な機会となりました。

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