外務省・新着情報

令和4年9月19日
向かい合い、握手を交わす、林大臣とボージュ外相の様子
正面を向き、笑顔で記念撮影に応じる、林大臣とボージュ外相の様子

 国連総会出席のため米国ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、現地時間9月19日15時00分(日本時間20日4時00分)から約30分間、イアン・ボージュ・マルタ共和国外務・欧州・貿易相(H.E. Mr. Ian BORG, Minister for Foreign and European Affairs and Trade of the Republic of Malta)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、来年から安保理非常任理事国を共に務めるマルタは日本にとって基本的価値を共有するパートナーであり、両国が関心を有する海洋分野での協力を始め、より幅広い分野で連携を強化していきたいと述べたところ、ボージュ外相からは賛意が示され、両外相は、人的交流の促進を含め、二国間関係の一層の発展に共に取り組んでいくことで一致しました。
  2. 林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、力による一方的な現状変更は、世界のどこであれ認められない旨述べました。両外相は、日本とマルタが来年から安保理入りすることを見据え、国際秩序が揺らぐ中、法の支配の徹底の重要性や、安保理改革を含む国連全体の機能強化の重要性を確認しました。
  3. 両外相は、東シナ海・南シナ海情勢、また、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において引き続き連携していくことを確認しました。
  4. 林大臣から、EUによる日本産食品に対する輸入規制措置の早期撤廃に向けたマルタの協力を求めました。

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