外務省・新着情報

令和4年9月2日
正面を向き、記念撮影に応じる、林大臣とバーガー総司令官の様子
着席し、意見交換を行う、林大臣とバーガー総司令官の様子

 9月2日、午前11時10分から約25分間、林芳正外務大臣は、訪日中のデビッド・バーガー米海兵隊総司令官(海兵隊大将)(General David H. Berger, Commandant of the U.S. Marine Corps)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、バーガー総司令官の訪日を歓迎するとともに、日米同盟はインド太平洋の平和、安全、繁栄の礎である、日本、そして地域の平和と安定のために日々尽力する海兵隊の皆様に感謝する旨述べました。これに対し、バーガー総司令官から、安全保障環境が急速に変化する中、脅威に立ち向かう上で日米同盟が強固であることは重要であり、引き続き協力したい旨述べました。
  2. 双方は、日米間の安全保障協力や地域情勢について意見交換を行い、インド太平洋地域の平和と安定の重要性を確認しました。双方は、最近の台湾海峡における情勢も踏まえ、中国による一方的な現状変更の試みに対する深刻な懸念を共有しました。その上で、双方は、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けて、引き続き日米間で緊密に連携していくことを確認しました。
  3. また、双方は、日米同盟の抑止力を維持しつつ沖縄を始めとする地元の負担軽減を図る観点から、普天間飛行場の辺野古移設及び在沖縄米海兵隊のグアム移転を始めとする在日米軍再編を着実に進めるとのコミットメントを再確認しました。また、林大臣から、在日米軍の安定的駐留のためには地元の理解と協力が不可欠であり、日本で活動する米軍の地元への影響に配慮した安全な運用、事件・事故での円滑な対応等のために引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。

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