外務省・新着情報

令和4年8月17日

 8月17日、午前10時10分から約15分間、林芳正外務大臣は、エンリケ・マナロ・フィリピン共和国外務大臣(Hon. Enrique A. Manalo,Secretary of Foreign Affairs of the Republic of the Philippines)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、マルコス政権との間で「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、11年目を迎える戦略的パートナーシップの名にふさわしい協力を強化していきたい旨述べました。これに対し、マナロ大臣から、日本は地域における重要なパートナーであり、様々な議題について意思疎通し、関係を更に強化したい旨述べました。
  2. 経済協力について、林大臣から、フィリピンのポストコロナの経済回復と中進国入りを支えるべく、新たな協力範囲を特定していきたい旨述べ、両大臣は、緊密な協力を継続していくことで一致しました。また、林大臣から、農業、エネルギー移行、防災、デジタル分野における協力を進めたい旨伝達し、マナロ大臣から歓迎と謝意が示されました。
  3. 安全保障協力について、両大臣は、自衛隊とフィリピン国軍の間の訓練等の強化・円滑化等に向けた調整を引き続き進めていくことを確認しました。
  4. そのほか、両大臣はウクライナ情勢、東シナ海・南シナ海情勢、台湾を巡る情勢、ミャンマー情勢といった地域、国際社会の課題についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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