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会見発言記事
寺田総務大臣閣議後記者会見の概要
令和4年8月10日

冒頭発言

  この度、総務大臣を拝命いたしました、広島5区選出衆議院議員、寺田稔でございます。
  先ほど認証式を終え、そして、閣議を終えて、総務省にやってまいりました。令和元年から2年にかけて総務副大臣を拝命しておりまして、2年ぶりのカムバックということになります。
  今回は大変諸課題山積、また、範囲の広い総務行政全般の舵取りを行うということでございます。しっかりと総務行政を前に進めていくことができればと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。
  私からは以上です。

質疑応答

大臣就任の受け止め等

問:
  1問お願いします。大臣就任を受けての受け止めと意気込みをお願いいたします。
答:
  先ほども申しましたとおり、2年前、高市大臣の下で総務副大臣を仰せつかり、当時はこの情報通信の問題、放送の問題、郵政行政の問題、あるいは行政評価、統計等々を担当させていただき、大変、総務行政というのは国民生活に密着した重要な行政であり、また、当時は担務ではありませんでしたが、地方自治の問題、地方に直結する、一番地方に近い役所であると認識しております。総理からも、そうした経験を活かしてしっかりと取り組んでほしいという話でございました。
  ちょうど副大臣在任中は、台風被害の視察でありますとか、あるいは行政相談の現場の視察、また、NICTをはじめとする最先端の研究開発の状況、また、サイバーセキュリティに対する対応等々多くの現場を見させていただきましたが、今後もしっかりそうした現場を踏まえて、国民の声にしっかりと耳を傾ける行政を展開したいと思います。総理からは、この改造内閣は政策断行内閣であるというキャッチフレーズのもとにやってほしいという指示もありました。しっかりと取り組んでいきたいと思います。
  もう1点、私のほうから発言したい点は、いわゆる旧統一教会の関係でございます。総理からもしっかりと点検をして、みなさんにも公表し、また必要な見直しを行うようにという指示でございました。
  私自身について申し上げると、点検をしましたところ、私自身は参加しておらず、代理の秘書等も一切参加していないのですが、4年前の2018年10月に、私の政治団体である資金管理団体が、収支報告において、旧統一教会の関連団体の会合参加費として2万円という、私の資金管理団体からの支出の計上が確認されました。これは実際に参加しておりません。当時の記憶を思い起こしますと、前々から知っている広島県出身の同じ同郷の方から、同郷の方がたくさん来る会合がある、また、世界平和について思いを共有したいと、時間があればどうですかという声がけでした。一切団体名であるとか、あるいは宗教的なことについては語られませんでした。私も時間があれば参加をしましょうかと言って、結局参加できなかったわけでございます。参加は叶いませんでしたが、一応そうしてお声がけをいただいていたという意味で会費のほうは払わせていただいたということでございますが、関連団体を含め旧統一教会から献金であるとか、あるいは選挙支援等を受けたことは一切ございません。
  今後は、旧統一教会あるいは当該団体に限らず社会的に問題を指摘されるような組織・団体とは一切関係を持たないことをしっかり守っていければと思っております。

KDDIの通信障害

問:
  KDDIの通信障害ついてお伺いします。通信障害は延べ3,000万人以上の利用者だけではなく、様々な社会インフラに及ぶなど大きい影響がありました。大臣は、大規模な通信障害対策についてどのように取り組むお考えなのか、お聞かせください。
答:
  今般生じましたKDDIの大変大規模で影響の及ぶ通信障害、8月3日に総務省としても、行政指導を発出し、再発防止等の取組について行政指導の形でこの発出をしております。そして、先日8月8日に、電気通信事故検証会議において事故原因、また再発防止策について検証検討の作業をスタートしており、10月までには、検証結果を取りまとめる予定でございます。
  また、その際、事業者間のローミングに関する検討会を、来月になりますが、本年9月をめどに立ち上げることとしており、非常時においても緊急通報をはじめとする携帯電話が継続的に利用できるような環境整備に向けて、年内に基本的な方向性を整理してまいりたいと考えております。
  いずれにしましても、国民生活の非常に重要なインフラストラクチャーであります携帯電話サービスの確実・安定的な供給を確保するため、対応してまいりたいと思います。

区割り審勧告

問:
  いわゆる10増10減についてお尋ねします。昨今、6月に区割り審からの勧告があり、秋の臨時国会で公選法の改正で臨時国会に提出されるかと思いますが、自民党内では根強い不満の声もあります。大臣はどのようなお考えで、その10増10減について取り組む予定でしょうか。
答:
  6月16日に区割り審から出されました区割り改定案、とりわけ地方選出の国会議員にとって、この選挙区の減少により国会議員数が減ることの懸念、また、人口が増える大都市部においても、新たな線引き、区割りとなることに対する不安や懸念など様々な意見があることは承知しております。
  今、党の場で最初のそうした意見交換が行われたようでございますが、今回の区割り審については、いわゆるこの区割り審設置法に規定されるアダムズ方式によりまして、令和2年国勢調査の結果に基づいて、都道府県別定数ということを前提に人口較差を2倍未満にするという方針のもと、第49回の総選挙当日の有権者数で2倍以上となっている状況、これらも考慮して地域のまとまりなども配慮しながら、最善とみられる改定案を取りまとめていただいたものと承知しております。
  総務省としても、今回の区割り審の勧告に基づいて、必要な法制上の措置を講じてまいりたいと考えております。

旧統一教会との関係

問:
  統一協会との関係について、今日、参加費を払っていたということについてお話されましたが、これ以上、旧統一教会の関連で寺田大臣のほうから出てくることはないのかということについて確認させてください。
答:
  今回、総理からの指示、また党本部からも幹事長名でそうしたことについて、チェックをし、また、厳正な対応をしてほしいという指示も頂いているところでございます。今回そうした関係がないか、収支報告等も含めてチェックをさせていただきました。先ほども申し上げましたとおり、参加をしておりませんでしたが支出がみられたということでございます。旧統一教会の関係で申し上げたら、組織として献金を受けたり、選挙の支援ということは、一切ございません。現状、点検した範囲では、今回申し上げた点に尽きると思います。

問:
  以上で終わります。ありがとうございました。
答:
  ありがとうございました。遅くまでお疲れさまでした

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