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令和4年8月10日

 核セキュリティ・サミットにおいて決定された京都大学KUCAの高濃縮ウラン燃料撤去が完了したことから、柳孝文部科学審議官とジル・ルビー米国国家核安全保障庁長官は、その成果を評価するとともに、引き続き日米協力を推進することを確認しました。

 京都大学臨界集合体実験装置(KUCA)は、同大学複合原子力科学研究所に設置された実験用の原子炉で、原子炉工学に関する基礎研究や学生実験に利用されています。
 KUCAの高濃縮ウラン燃料は、第4回米国核セキュリティ・サミット(平成28年3月31日~4月1日)の核セキュリティ協力に関する日米共同声明において、世界規模での高濃縮ウランの保有量の最小化の取組に貢献するために米国へ撤去することが決定されました。
 この度、日米両国の協力の下、同撤去が完了したことから、ジル・ルビー米国国家核安全保障庁長官は8月8日に文部科学省を訪問し、柳孝文部科学審議官と共にその成果を評価し、引き続き世界の核セキュリティ強化に向け日米協力を推進することを確認しました。
 なお、KUCAは今後低濃縮化ウラン燃料へ切替え、運転を継続予定です。

参考情報
第4回米国核セキュリティ・サミット https://www.mofa.go.jp/mofaj/dns/n_s_ne/page25_000349.html

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