外務省・新着情報

令和4年8月6日
着席し会談に臨む、岸田総理大臣とグテーレス事務総長の様子 グテーレス国連事務総長との会談(写真提供:内閣広報室)
平和記念資料館内で、被爆の実相と悲惨さに触れる、岸田総理大臣とグテーレス事務総長の様子 広島平和記念資料館を視察する
岸田総理とグテーレス国連事務総長
(写真提供:内閣広報室)
自らが折った折り鶴を寄贈後、芳名帳への記帳を行う、岸田総理大臣とグテーレス事務総長の様子 記帳を行う岸田総理とグテーレス国連事務総長(写真提供:内閣広報室)

 本6日9時00分から約15分間、 岸田文雄内閣総理大臣は、アントニオ・グテーレス国連事務総長(H.E.Mr. António Guterres, Secretary-General of the United Nations)と会談を行い、その後平和記念資料館を視察しました。

1 会談

 岸田総理大臣から、グテーレス事務総長の広島平和記念式典出席を歓迎し、被爆の実相に関する正確な認識を持つことは、核軍縮に向けた全ての取組の出発点である旨述べました。グテーレス事務総長は、これまで実現したいと考えていたとおり、広島訪問と平和記念式典参加ができたことを意義深く思う旨述べました。

 岸田総理大臣から、日本は唯一の戦争被爆国として「核兵器のない世界」の実現に向け国際社会の取組をリードしていく旨述べました。グテーレス事務総長は、世界における核を巡る状況が悪化していることを懸念しており、日本ほど核について道義的権威をもって語れる国はないとして、こうした日本の取組を歓迎し、核兵器の無い世界に向けて双方は引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

 岸田総理大臣から、今回の中国の弾道ミサイルは、日本の安全保障及び国民の安全に関わる重大な問題であり、強く非難する、また、今般の中国側の行動は、国際社会の平和と安定に深刻な影響を与えるものであるとして、事務総長とも連携していきたい旨述べました。

2 平和記念資料館視察

 会談に続いて、岸田総理大臣とグテーレス事務総長は、平和記念資料館長の案内で館内を視察し、被爆の実相と悲惨さに触れました。視察の終了後、岸田総理大臣とグテーレス事務総長は、それぞれ自らが折った折り鶴を寄贈し、芳名帳への記帳を行いました。


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