外務省・新着情報

令和4年8月5日
会談を前に、ブルネイ外相と握手する林外務大臣
日・ブルネイ外相会談が行われている様子

 現地時間8月5日13時30分(日本時間同日15時30分)から約30分間、ASEAN関連外相会議に出席するためカンボジアを訪問中の林芳正外務大臣は、エルワン・ブルネイ・ダルサラーム国第二外務大臣(Dato Seri Setia Haji Erywan bin Pehin Datu Pekerma Jaya Haji Mohd Yusof, Minister of Foreign Affairs II, Brunei Darussalam)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、先般の安倍元総理大臣逝去に際してのエルワン大臣による弔意表明に謝意を伝え、安倍元総理大臣の遺志を継いで二国間関係の一層の強化に邁進したい旨述べました。これに対して、エルワン大臣から、安倍元総理大臣の逝去に対する心からの哀悼の意が改めて表されたほか、林大臣とともに、両国の協力関係を一層強化していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、LNG供給を含むエネルギー分野や、防衛協力を含む安全保障分野での協力を強化していきたい旨述べ、両大臣は、外交当局間でハイレベルの協議を実施していくことで一致しました。また、林大臣から、本年開催予定の国際観艦式へのブルネイ海軍の参加が実現すれば、ブルネイ海軍初の日本寄港となり、大いに歓迎する旨述べました。これに対し、エルワン大臣から、発言に同意する、今後も幅広い分野で連携を一層進めていきたい旨述べました。また、エルワン大臣から、ブルネイ訪問の招待がありました。
  3. 両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略、台湾を巡る情勢、東シナ海・南シナ海情勢、ミャンマー情勢といった地域情勢についても意見交換を行いました。また、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において引き続き連携していくことを確認しました。
  4. そのほか、両大臣は、国連の機能強化、自由貿易といった国際場裡における諸課題についても緊密に連携していくことを確認しました。

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