外務省・新着情報
令和4年8月5日
現地時間8月5日12時50分（日本時間同日14時50分）から約15分間、ASEAN関連外相会議に出席するためカンボジアを訪問中の林芳正外務大臣は、アダルジザ・マグノ・東ティモール外務・協力大臣（H.E. Mrs. Adaljiza Albertina Xavier Reis Magno, Minister of Foreign Affairs and Cooperation, Democratic Republic of Timor-Leste）と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、本年の日・東ティモール外交関係開設20周年の機会を捉え、二国間関係を一層発展させていきたい旨述べた上で、先般の安倍元総理大臣逝去に際してのマグノ大臣による弔意表明に謝意を伝えました。これに対して、マグノ大臣から、安倍元総理大臣の逝去に対する心からの哀悼の意が改めて表されたほか、林大臣とともに、両国の協力関係を一層強化していきたい旨述べました。
- 林大臣から、日本は「自由で開かれたインド太平洋」（FOIP）を推進しており、インフラ協力による連結性向上や海上保安能力強化等の分野で協力していきたい旨述べました。また、林大臣は、防衛協力を含む安全保障分野、保健分野等での協力を強化していきたい旨述べ、両大臣は、これらの分野での協力を推進していくことで一致しました。さらに、林大臣から、東ティモールのASEAN加盟に対する引き続きの支持を伝達し、マグノ大臣から謝意が示されました。
- 両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略、台湾を巡る情勢、東シナ海・南シナ海情勢、といった地域情勢についても意見交換を行いました。また、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において引き続き連携していくことを確認しました。