外務省・新着情報

冒頭発言

【林外務大臣】急な話で大変恐縮でございます。
 東京で公表されていますとおり、本日、中国が多数の弾道ミサイルを発射し、そのうち5発が我が国排他的経済水域に落下したと承知をしております。
 中国の弾道ミサイルが我が国排他的経済水域を含む我が国近海に落下したことは、我が国の安全保障及び国民の安全に関わる重大な問題であり、先ほど森外務次官から孔鉉佑(こう・げんゆう)駐日大使に対して、中国の行動を強く非難し、抗議したところであります。
 今般の中国の行動は、地域及び国際社会の平和と安定に深刻な影響を与えるものであり、軍事訓練の即刻中止を改めて求めます。
 本日行われ、中国も参加したASEANプラス3外相会議においては、私から、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、中国側の一連の軍事活動、これに重大な懸念を有していることを明確に述べました。
 また、先ほど、ブリンケン国務長官と立ち話を行い、中国による弾道ミサイル発射を強く非難することで一致をし、その上で、地域の平和と安定のため引き続き緊密に連携していくことを確認をいたしました。
 さらに、その直前に行われました日米豪閣僚級戦略対話におきましても、同様の立場から、地域の平和と安定のため引き続き緊密に連携していくことで一致をいたしました。
 以上でございます。

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