外務省・新着情報

令和4年8月4日
握手する両外相
日・パキスタン外相会談の様子

 現地時間8月4日午後3時15分(日本時間同日午後5時00分)から約30分間、ASEAN関連外相会議に出席するためカンボジアを訪問中の林芳正外務大臣は、ビラーワル・ブットー・ザルダリ・パキスタン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Mr. Bilawal Bhutto Zardari, Foreign Minister of the Islamic Republic of Pakistan)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、ブットー大臣の外相への就任につき祝意を述べるとともに、日・パキスタン外交関係樹立70周年という節目の本年、経済関係の一層の深化や人的交流の活性化等、二国間関係を更に強化するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携していきたい旨述べました。これに対し、ブットー大臣から、様々な分野において日本の経験から学んでいきたい旨述べるとともに、二国間関係の一層の発展に向けて協力していきたい旨述べました。
     また、ブットー大臣から、安倍元総理の逝去に対する弔意が示され、これに対し林大臣から謝意を表明しました。
  2. 林大臣から、昨年8月以降のアフガニスタンからの日本関係者の出国のためのパキスタンの協力につき、改めて謝意を表明しました。両大臣は、アフガニスタンの平和と安定の実現に向けて引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  3. 林大臣から、ウクライナ情勢に関して国際社会と緊密に連携し、強力な対露制裁及びウクライナ支援に引き続き取り組んでいく旨述べ、ブットー大臣から、問題の平和的な解決を望む旨発言がありました。また、両大臣は、中国や北朝鮮を含む地域情勢について意見交換を行いました。

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