外務省・新着情報

令和4年8月4日
会談を前に、握手しながら記念撮影に応じる林外務大臣と、スリランカ外相
日・スリランカ外相会談が行われている様子

 現地時間8月4日午前8時00分(日本時間同日午前10時00分)から約25分間、ASEAN関連外相会議に出席するためカンボジアを訪問中の林芳正外務大臣は、アリ・サブリー外務大臣(Hon. M.U.M. Ali Sabry, Minister of Foreign Affairs of the Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、サブリー大臣の外相への就任につき祝意を述べ、両大臣は、日・スリランカ外交関係樹立70周年という節目の本年、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて二国間関係を一層強化していくことを確認しました。また、林大臣から、安倍元総理の逝去に際してスリランカから受けた弔意に対して謝意を表明したのに対し、サブリー大臣からは、スリランカの服喪はスリランカ国民の安倍元総理への尊敬の表れである旨発言がありました。
  2. 両大臣は、スリランカが現下の経済危機を乗り越え、早期に発展の軌道に戻ることが重要であるとの点で一致し、そのための方策について議論しました。その中で、林大臣から、日本がスリランカに食料と医薬品を提供するために現在実施している人道支援について言及し、サブリー大臣からは、これまでの日本による支援に対し謝意が表明されました。
  3. 林大臣から、ウクライナ情勢に関して国際社会と緊密に連携し、強力な対露制裁及びウクライナ支援に引き続き取り組んでいく旨述べ、サブリー大臣からは、食料やエネルギーの不足や価格高騰に対して、国際社会が連携して対処することが重要である旨発言がありました。また、両大臣は、中国や北朝鮮を含む地域情勢について意見交換を行いました。

発信元サイトへ