外務省・新着情報

令和4年8月3日

 8月2日(現地時間同日)、サントメ・プリンシペ民主共和国の首都サントメにおいて、我が方、野口修二駐サントメ・プリンシペ民主共和国日本国特命全権大使(ガボン共和国にて兼轄)と、先方エディテ・テンジュア・サントメ・プリンシペ民主共和国外務・協力・共同体大臣(H.E. Ms. Edite TENJUA, Minister of Foreign Affairs, Cooperation and Communities of the Democratic Republic of Sao Tome and Principe)との間で、供与額2億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. サントメ・プリンシペは、社会経済開発及び貧困削減に向けて取り組んでいるものの、依然として食料自給率は低く、輸入農作物に大きく依存していることから、食料安全保障体制の強化が喫緊の課題となっています。
  2. この協力は、サントメ・プリンシペの食料安全保障の改善及び貧困削減を目的とし、また、6月のG7エルマウ・サミットにて岸田総理大臣が表明した、グローバルな食料危機へ対応するための計約2億ドルの支援の一環として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)サントメ・プリンシペ民主共和国基礎データ

 サントメ・プリンシペ民主共和国の面積は1,001平方キロメートル(東京都の約半分)。人口は22.3万人(世界銀行、2021年)、1人当たり国民総所得(GNI)は2,280米ドル(世界銀行、2021年)。


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