外務省・新着情報

令和4年7月4日
エドゥアルド・エンリケ・レイナ・ガルシア・ホンジュラス共和国外務・国際協力大臣と林芳正外務大臣
日・ホンジュラス外相会談及びワーキング・ランチ

 7月4日、午前11時から約90分間、林芳正外務大臣は、エドゥアルド・エンリケ・レイナ・ガルシア・ホンジュラス共和国外務・国際協力大臣(H.E. Mr. Eduardo Enrique REINA García, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of Honduras)との間で会談及びワーキング・ランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 林大臣から、レイナ大臣の訪日を歓迎するとともに、ホンジュラスは自由、民主主義等の基本的価値を共有する重要なパートナーであり、両国の関係を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、レイナ大臣は、ホンジュラスにとって日本との二国間関係は非常に重要であり、これを一層発展させていきたい旨述べました。

2 二国間関係

  • (1)林大臣から、ホンジュラスに対する緊急支援円借款及び橋梁架け替えに関する無償資金協力等の日本の協力が、コロナ禍からの復興や中米地域の物流の円滑化、ホンジュラスの経済発展に役立つことを期待すると述べました。さらに、宇宙関連分野においても、ホンジュラスが参加する中米統合機構(SICA)の超小型衛星が国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」から放出される予定であり、日本との協力が進んでいることを歓迎すると述べました。
  • (2)これに対し、レイナ大臣から、日本からの支援に謝意を表明するとともに、ホンジュラスには保健、インフラ、移民対策、教育を始め、様々なニーズがあり、引き続き日本からの支援をお願いしたい旨の発言がありました。

3 国際場裡における協力及び地域情勢

  • (1)両大臣は、ウクライナ情勢について、「法の支配」を堅持し、「力の支配」を拒絶すべきであるとの認識で一致し、基本的価値を共有する両国で、安保理改革を含む国連全体の機能強化を始めとする国際的諸課題においても緊密に連携していくことで一致しました。
  • (2)両大臣は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢及び中南米情勢等についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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