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2022年6月15日
防衛省
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 2022年6月15日、岸信夫日本国防衛大臣とリチャード・マールズ豪州副首相兼国防大臣は、東京において会談を実施しました。

 両大臣は、6月10日~12日にシンガポールで実施されたシャングリラ会合が、地域のパートナーとの意見交換及び協力強化のために有意義な機会であったとの認識を共有しました。両大臣は、特に、日米豪3か国の戦略的整合性を確認し、インド太平洋地域の安全保障を確保するために具体的かつ実践的な取組を進めることで一致した日米豪防衛相会談を想起しました。(日米豪防衛相会談共同声明

 また、両大臣は、3週間前に東京で開催された日米豪印首脳会合を歓迎し、包摂的で強靭な「自由で開かれたインド太平洋」のための、日米豪印首脳の前向きなビジョンへの支持を表明しました。

 インド太平洋地域において共通の安全保障課題と利益を有する「特別な戦略的パートナー」である日豪の防衛関係は極めて重要であるとの認識の下、両大臣は東京において議論を継続し、以下を含む防衛協力を引き続き野心的かつ前向きに進めていくことで一致しました。

  1. 日豪円滑化協定(RAA)により促進される防衛協力を更に強化すること
  2. 各領域において演習や活動を高度化し、相互運用性の向上を図ること
  3. 各国の強みを活かし、科学技術及び戦略能力における協力を推進し、防衛装備庁(ATLA)と国防科学技術グループ(DSTG)との間で、科学技術協力を促進する長期的な枠組みの構築に向けた調整を加速化すること
  4. 宇宙・サイバー分野における協力を推進すること
  5. サプライチェーンにおける協力を通じ、相互の産業基盤を強化すること
  6. 太平洋やASEAN諸国のパートナーとの協力等に当たり、日豪の活動の調整を強化すること

 両大臣は、自由で開かれ、安全で繁栄したインド太平洋に貢献し、また、ルールに基づく国際秩序を維持するため、引き続き両国が緊密に連携して地域に関与していくことを確認しました。


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