環境省・新着情報

令和4年5月27日

保健対策
再生循環

ストックホルム条約、バーゼル条約及びロッテルダム条約締約国会議の開催について

1. 本年6月6日(月)~6月17日(金)の日程で、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条  約第10回締約国会議、有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約第  15回締約国会議及び国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ  情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約第10回締約国会議が、ジュネーブ(スイス)に  おいて開催されます。また、6月1日(水)には、本条約締約国会議のハイレベルセグメントがス  トックホルム(スウェーデン)において開催されます。2. ストックホルム条約については、製造・輸入等が規制される条約対象物質への1物質群の追加の  検討等、バーゼル条約については、附属書VIII及びIXに規定する廃電子・電気機器に関する項目の  改正の検討等、ロッテルダム条約については、輸出入に際して事前届出が必要な対象物質への7物  質の追加の検討等が行われる予定です。3. また、ハイレベルセグメントにおいては、化学物質と廃棄物の環境上適正な管理と生物多様性の  喪失、気候変動、環境汚染の解決の関わり等に関する議論が行われます。

背景
 「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」、「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」及び「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約」の締約国会議は、有害な化学物質及び廃棄物を規制し、これらが環境及び人の健康に与える影響を防ぐという共通の目的を有しており、相互に連携した取組を実施しています。今般、3条約の更なる連携を促進し、効果的にその目的を達成していくため、3条約の締約国会議が連続して開催されます。
会合の概要
(1)開催地・開催期間
   開 催 地: 条約締約国会議ハイレベルセグメント ストックホルム(スウェーデン)
          条約締約国会議 ジュネーブ(スイス)
   開催期間:条約締約国会議ハイレベルセグメント 6月1日(水)
        条約締約国会議  6月6日(月)~17日(金)

 各締約国会議の主なスケジュール(予定)

ストックホルム条約第10回締約国会議

6月 6日(月) ~ 6月 10日(金)

バーゼル条約第15回締約国会議

6月 6日(月) ~ 6月 15日(水)

ロッテルダム条約第10回締約国会議

6月13日(月) ~ 6月 17日(金)

条約締約国会議合同セッション

6月 6日(月) ~ 6月 17日(金)

(2)主な議題
    <ストックホルム条約>
     ○条約附属書Aへの新規POPs物質の追加
     ・ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)とその塩及びPFHxS関連物質
     ○認められる目的及び個別の適用除外の見直し
     ・デカブロモジフェニルエーテル
     ・短鎖塩素化パラフィン
     ○条約の有効性評価

   <バーゼル条約>
    ○附属書VIII(有害廃棄物のリスト)及びIX(非有害廃棄物のリスト)に規定する廃電子・電気機器
     に関する項目の改正の検討
    ○附属書IV(処分作業のリスト)の改正の検討
    〇プラスチック廃棄物、水銀廃棄物、POPs廃棄物等に関する各技術ガイドラインの検討

   <ロッテルダム条約>
    ○附属書Ⅲへの対象化学物質の追加(アセトクロル、カルボスルファン他)

   <条約締約国会議合同セッション>
    ○条約実施に関する事項(技術支援、予算等)
    ○3条約間の協調
    ○水銀に関する水俣条約との協力

(3)会議文書等
   議題、会議文書等は下記条約事務局のウェブサイトから入手可能です。
   http://www.brsmeas.org/20212022COPs/MeetingDocuments/tabid/8810/language/en-US/Default.aspx

(4)我が国からの出席者
   条約締約国会議ハイレベルセグメント 環境省 正田寛地球環境審議官
   条約締約国会議 外務省、経済産業省及び環境省の担当官

(5)関連情報
   過去の報道発表資料
   平成31年4月26日
   https://www.env.go.jp/press/106750.html 
   令和元年5月14日
   https://www.env.go.jp/press/106784.html 

   <各条約関連Webページ>
   ・ストックホルム条約関連情報
   http://www.env.go.jp/chemi/pops/index.html
   ・バーゼル条約関連情報
   http://www.env.go.jp/recycle/yugai/index.html
   ・ロッテルダム条約関連情報
   http://www.env.go.jp/chemi/pic/index.html
                           

添付資料

3条約の概要 [PDF 100 KB]

連絡先
環境省大臣官房環境保健部環境保健企画管理課化学物質審査室(ストックホルム条約について)
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8253
室長 久保 善哉 (内線 6309)
室長補佐 森谷 直子 (内線 6324)
担当 山中 彩紀子 (内線 6367)
環境省環境再生・資源循環局廃棄物規制課(バーゼル条約について)
代表 03-3581-3351
直通 03-5501-3157
課長 神谷 洋一 (内線 5287)
課長補佐 山王 静香 (内線 5295)
担当 吉松 竜宏 (内線 5310)
環境省大臣官房環境保健部環境安全課(ロッテルダム条約について)
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8261
担当 原 安由子 (内線 6370)

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