外務省・新着情報

令和4年5月13日
正面を向き、記念撮影に応じる、林外務大臣とポペスク副首相兼外務・欧州統合大臣の様子
日・モルドバ外相会談の様子

 G7外相会合出席のためドイツを訪問中の林芳正外務大臣は、現地時間5月13日午後2時00分(日本時間同日午後9時00分)から約20分間、ポペスク・モルドバ共和国副首相兼外務・欧州統合大臣(H.E. Dr.Nicu POPESCU, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and European Integration of the Republic of Moldova)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣は本年の日モルドバ外交関係樹立30周年に祝意を表するとともに、今般、モルドバ側からの要請を踏まえ、政府として、モルドバの首都の日本語による呼称を「キシニョフ」から「キシナウ」に変更した旨伝達しました。これに対して、ポペスク大臣より、呼称の変更への謝意が伝達されました。
  2. 両外相はウクライナ情勢について協議し、林大臣は、ロシア軍による市民の殺害や残虐行為は断じて許せない、ロシアの責任を厳しく問うていかなければならない旨発言しました。また、モルドバが人口比で特に多くのウクライナ避難民を受け入れていることを賞賛しつつ、日本として引き続きモルドバを支援していくこと、4月のモルドバ支援閣僚級会合に上杉外務大臣政務官を派遣したことを述べました。これに対し、ポペスク大臣より、これまでに日本から受けた経済協力及び様々な分野での支援に心から感謝するとともに、ウクライナ避難民の受入れにあたって日本及び日本国民から受けた支援に対しても感謝する旨発言がありました。
  3. ポペスク大臣から、トランスニストリア地域をめぐる情勢について説明があり、林大臣から、日本はモルドバの主権及び領土一体性を一貫して支持している旨あらためて伝達しました。

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