外務省・新着情報

令和4年5月13日
会談前の記念撮影に応じる、林外務大臣とドリアン外務大臣の様子

 G7外相会合出席のためドイツを訪問中の林芳正外務大臣は、現地時間5月12日16時30分(日本時間同日23時30分)から約30分間、ジャン=イヴ・ル・ドリアン仏欧州・外務大臣(H.E. Mr. Jean-Yves Le Drian, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣は、マクロン大統領の再選に祝意を表しつつ、特別なパートナーである日仏間の協力を極めて重視しており、ウクライナ情勢を始め国際社会の諸課題への対応や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。これに対し、ル・ドリアン外相から、日本との関係を非常に重視しており、インド太平洋を始め様々な分野で日仏協力を更に強化していきたい旨述べました。
  2. 両大臣は、ロシアのウクライナ侵略につき、G7を始め国際社会が結束して対応することの重要性を確認しました。林大臣からは、先般の岸田総理の東南アジア訪問や、林大臣の中央アジア、モンゴル、フィジー、パラオ訪問の結果を紹介しました。
  3. 両大臣は、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、力による一方的な現状変更は世界のどこであれ認められないとの認識で一致しました。林大臣は、フランスがEUのインド太平洋の関与強化にリーダーシップを発揮していることを改めて評価し、両大臣はインド太平洋地域の二国間の多層的な協力を実現するため、様々な枠組みでの協議を通じて具体的な協力を進めていくことで一致しました。

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