厚労省・新着情報

報道関係者各位

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」(B.1.1.529系統の変異株)について、12月8日に無症状病原体保有者の発生を公表(※)したところです。今回、当該者と同じ航空機により同月4日に入国した乗客で、14日間の自宅待機期間中に発熱等の症状が見られたことに伴う入院・検査により、陽性が確認された新型コロナウイルス感染症の患者1名の検体について、当該患者が居住する都道府県においてゲノム解析を実施したところ、オミクロン株(B.1.1.529系統の変異株)が確認されました。現在、当該入国者は医療機関において隔離を実施しています。
 厚生労働省としては、引き続き、各国政府やWHO、専門家等とも連携しつつ、諸外国の感染状況を注視しながら、機動的な感染拡大防止対策に努めてまいります。
 報道機関各位におかれましては、ご本人やご家族などが特定されないよう、個人情報保護にご配慮下さい。

※ 12月8日プレスリリース:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22647.html

参考 SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529 系統(オミクロン株)について(第3報)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10817-cepr-b11529-3.html

【新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者の発生状況】

No. 到着地 到着日 年代 性別 滞在国 症状 WHOの呼称
(※2)
PANGO系統
(※3)
1 成田 12月4日 40代 男性 スリランカ 発熱等
(※1)
オミクロン株 B.1.1.529
※1 空港到着時は無症状でしたが、14日の自宅待機期間中、保健所及び入国者健康確認センターにおいて健康観察をしていたところ、発熱、倦怠感及び頭痛の症状が確認されました。
※2 WHOの呼称は、公表時点で命名されているものを記載しております。
※3 PANGO系統は、新型コロナウイルスに関して用いられる国際的な系統分類命名法であり、変異株の呼称として広く用いられています。公表時点で最新の分類を基に決定された系統を表記していますが、定期的に更新されていることから、後日分類が変更される可能性があります。

 

令和3年12月11日(土)
【照会先】
健康局 結核感染症課
感染症情報管理室長 梅田 浩史
班長 川越 匡洋
係長 山田 大悟

(代表電話) 03(5253)1111
 

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