農林水産省・新着情報

プレスリリース

「ウナギに関する第1回科学者会合」の結果概要について

令和4年4月15日
水産庁

4月13日(水曜日)から14日(木曜日)まで、ウナギに関する第1回科学者会合が、オンライン形式により開催されました。

1.経緯

 ニホンウナギ資源の持続的な利用のためには、漁獲や養殖等を行う日本、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイが協力していく必要があり、平成24年9月から「ウナギの国際的資源保護・管理に係る非公式協議」(以下「非公式協議」)を開催して、議論が行われています。

 昨年の第14回非公式協議において、科学的な助言の提供が必要との合意に基づき今回科学者間の会合が開催されました。

2.開催日程及び場所

日程:令和4年4月13日(水曜日)~4月14日(木曜日)
場所:オンライン形式で開催

3.出席者

日本、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイ、欧州のヨーロッパウナギの研究者等

我が国からは、長野大学、九州大学、水産庁、関係業界等の関係者が出席

4.結果概要

(1)ニホンウナギを含むウナギ類に関する科学的知見について、出席した科学者から発表を行い、意見交換及び情報共有を行いました。

(2)ニホンウナギに関する調査活動の連携及び強化のため、科学的活動及び共同研究として以下の作業を内容とするロードマップに合意しました
ア.北東アジアの研究者間で緊密な関係を構築し、資源動向の把握及び予測のためのニホンウナギの長期時系列データの収集、整理。
イ.ニホンウナギを含むウナギ類の産卵場への回遊経路解明のための技術に関する情報交換及び経路データの解析、評価。

(3)シラスウナギ、稚ウナギ(クロコ)及びウナギ成魚の漁獲、池入れ、養殖及び貿易の各ステージにおける統計の標準作業様式案について意見交換しました。

(4)世界的なコロナウィルスの感染状況を考慮しつつ、次回の第2回科学者会合を来年春頃に東京で開催することで合意しました。

 

5.参考

●「ウナギに関する第1回科学者会合」の開催について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/220408.html

令和3年7月27日付けプレスリリース「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第14回非公式協議」の結果について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/210727.html

うなぎをめぐる現状と対策
https://www.jfa.maff.go.jp/j/saibai/attach/pdf/unagi-14.pdf

お問合せ先

増殖推進部漁場資源課

担当者:岡添、髙橋
代表:03-3502-8111(内線6810)
ダイヤルイン:03-3502-8487


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