農林水産省・新着情報

金子農林水産大臣記者会見概要

日時 令和4年2月8日(火曜日)11時8分~11時15分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • 台湾による日本産食品の輸入規制緩和について
  • 大雪の被害状況等について
  • 熊本県のあさりの産地表示への対応等について
  • 営農型太陽光発電の推進について

質疑応答

  • 台湾による日本産食品の輸入規制緩和について

記者

  2点お願いします。1点目が、台湾が原発事故の後続けている日本産食品の輸入規制を見直す方針だと報じられていますが、現時点でわかっていることや、受け止め等があればお願いします。

大臣

  ちょうど同じ時間に向こうが発表しているので、台湾側の発表内容を確認次第、皆さん方にお知らせしたいと思います。

  • 大雪の被害状況等について

記者

  2点目ですが、先週末に日本海側などで記録的な大雪となったところがありましたが、大雪に関する農林水産業への被害について把握しているものを教えてください。また、今週末から太平洋側で雪となるというようなことも報じられていますが、注意すべきことなどがあれば教えてください。

大臣

  2月5日より、北海道から近畿までの各地域において大雪になったところであり、農業用ハウス等の被害が懸念されますが、農林水産関係被害につきましては、現在調査中でございます。引き続き、現地との連絡を密にしながら、被害状況を速やかに把握しまして、農林水産業への影響を最小限にするように対応してまいります。なお、地域によっては今後も大雪の可能性がありますので、交通障害や農業施設への被害、雪崩等に警戒するようにお願いいたします。以上です。

  • 熊本県のあさりの産地表示への対応等について

記者

  先日、調査結果、対応などが発表された、あさりの産地偽装の関係なんですけれども、結構、世間的には関心を呼んでいまして、ニュースがあった後、熊本県産のあさりを中国産に表示を切り替える動きが小売店なんかで出ているようです。農水省や熊本県の発信を受けてのそういう対応なのかなと思うんですけれども、そういった小売業者など、流通業界の今の動きについて、どのように受け止めてらっしゃるのかということと、改めてどういった対応を促したいのか、その辺をお伺いします。

大臣

  皆さん方がそれぞれ、農林水産省、熊本県知事の発表を受けて、店舗含めて、そういった形を取っていただいたということに対しては、大変我々も評価しておりますし、今後、こういった問題については、積極的に調査をして、また皆さん方に公表していきたいと思っております。一部のスーパーなどが熊本県産あさりの取扱いを見送ったり、表示を中国産に切り替えるとの動きがあると聞いておりますが、これは当省からの公表とその報道によりまして、消費者や流通事業者の関心が向けられ、産地情報の確認が進められている結果ではないかと認識しています。食品関連事業者の皆さんにおかれましては、引き続き、産地情報の確認の徹底や法令の遵守をお願いしたいと考えております。

  • 営農型太陽光発電の推進について

記者

  営農型太陽光発電について伺います。先日、営農型太陽光発電の望ましい在り方を探る検討会を立ち上げたかと思いますが、長期的に経営収支が合うのかですとか、優良農地の確保と両立できるのかといった点について、課題を指摘する声も上がっているかと思います。改めて、営農型太陽光発電の今後の推進に向けて、農水省として何が課題と考えていらっしゃるかをお伺いします。

大臣

  営農型太陽光発電の推進に当たりましては、発電施設の下部での営農の持続により、優良農地を守り、営農と発電を両立させることが重要です。課題としては、台風で施設が倒壊したり、施設下部の農地での作物の生産技術が不足していること等があると考えています。このため、発電施設の設計、農業生産、金融等の専門家や農業団体をメンバーとした有識者会議を2月2日に立ち上げまして、今後は営農型太陽光発電の設備・構造、栽培情報、経営等に関して議論を行い、年度内に課題について論点整理を行いたいと考えております。これから検討して、果たしてプラスになるのかマイナスになるのか、その辺についてもよく議論していただこうと。なかなか、いろいろ難しいところもあると思います、実際。しかし、せっかく国がそういった形で打ち出してますので、それが上手くずっと活用ができないのかということもありますので、そこは専門家の方々とそれから営農をやっている方々も、よくその辺も踏まえて、検討した結果どうするかという方向を決めていきたいと思います。

報道官

  他に御質問ございますでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終了いたします。

以上

 

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