外務省・新着情報

令和4年4月15日
「中央アジア+日本」対話・第8回外相会合(オンライン形式)に臨む、林外務大臣の様子
「中央アジア+日本」対話・第8回外相会合(オンライン形式)で発言する、林外務大臣の様子
「中央アジア+日本」対話・第8回外相会合(オンライン形式)に出席する、各国代表の様子(モニター画面)

 4月15日、午後4時から約1時間30分、「中央アジア+日本」対話・第8回外相会合が開催され、林芳正外務大臣が議長を務めました。
 中央アジアから、ウムルザーコフ・ウズベキスタン共和国副首相兼投資・対外貿易大臣、カザクバエフ・キルギス共和国外務大臣、ムフリッディン・タジキスタン共和国外務大臣、トゥルスノフ・カザフスタン共和国外務次官、ハジエフ・トルクメニスタン外務次官が出席しました。

  1. 本会合において、林大臣と中央アジア5か国の代表は、中央アジア諸国と日本との連携の強化に向けた取組、ウクライナやアフガニスタンの情勢を含む地域情勢等について意見交換を行いました。
  2. 林大臣は、独立以来の約30年間での中央アジア諸国の発展に言及しつつ、自由で開かれた中央アジアが、国際社会の様々なパートナーと協力しながら、法の支配に基づく国際秩序を維持・強化し、持続可能な発展を目指している時代に入ったと考えている旨述べ、日本は中央アジアの信頼できる主要なパートナーとして今後も協力を継続していきたい旨述べました。これに対し、中央アジア各国代表から賛同の意が表明されるとともに、これまでの日本による保健・医療、環境、国境管理、農業、人材育成等様々な支援への謝意と、今後の協力の継続への期待の表明がありました。
  3. また、林大臣から、今般のロシアによるウクライナ侵略は、国際法の深刻な違反であり、これを強く非難するとともに、これは力による一方的な現状変更であり、国際秩序の根幹を揺るがす深刻な事態である旨指摘し、国際社会が足並みを揃えて対処していく必要がある旨強調し、中央アジア各国代表と引き続き緊密に意思疎通していくことを確認しました。さらに、林大臣と中央アジア各国代表は、アフガニスタンの安定に向けて、それぞれが努力を傾けつつ、引き続き様々なレベルや場面で連携していくことを確認しました。
  4. 林大臣から、次回会合である「中央アジア+日本」対話・第9回外相会合を東京において対面で開催したい旨述べたのに対し、各国から歓迎の意が示され、具体的な日程については引き続き調整していくこととなりました。

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