外務省・新着情報

令和4年4月14日

 4月13日(現地時間同日)、コンゴ民主共和国の首都キンシャサにおいて、我が方、南博之駐コンゴ民主共和国日本国特命全権大使と、先方クリストフ・ルトゥンドゥラ・アパラ・ペンアパラ副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Christophe LUTUNDULA APALA Pen’APALA, Vice-Prime Minister, Minister for Foreign Affairs)との間で、供与額24.89億円の無償資金協力「マタディ港コンテナターミナル整備計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. コンゴ民主共和国では、長年の政情不安等の影響により、インフラの未整備及び老朽化が深刻な課題となっています。同国の輸入貨物の約4割が荷揚げされる国内最大の河川港であり、国際・国内物流の拠点となっている中央コンゴ州のマタディ港も、舗装の劣化等による蔵置能力や荷役効率の低下が生じています。
  2. この協力は、マタディ港運輸港湾公社のコンテナターミナルにおいて、コンテナヤードの舗装の改良、ターミナル・オペレーション・システムの導入によるコンテナ蔵置スペースの回復及び安全性の向上並びに荷役作業の効率化を図り、もってマタディ港の能力強化を通じた同国の経済開発に寄与するものです。
  3. また、我が国は、2019年8月に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「質の高いインフラ投資に関するG20原則」を踏まえた質の高いインフラ投資の推進を表明しており、この協力はそれを具体化するものです。
(参考)コンゴ民主共和国基礎データ

 コンゴ民主共和国の面積は約234.5万平方キロメートル、人口は約8,956万人(2020年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は550米ドル(2020年、世界銀行)。


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