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令和4年4月12日
エスピノサ事務局長と記念撮影する鈴木外務副大臣
エスピノサ事務局長と会談する鈴木外務副大臣

 4月11日、午後6時20分から45分間、鈴木貴子外務副大臣は、訪日中のパトリシア・エスピノサ国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局長(Ms. Patricia Espinosa Cantellano, Executive Secretary of the United Nations Framework Convention on Climate Change)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、鈴木副大臣から、エスピノサ事務局長の来日を歓迎するとともに、昨年の国連気候変動枠組条約第26回締約国会合(COP26)の成果に関する条約事務局の貢献に感謝する旨述べた上で、我が国の国及び地方レベルでの気候変動対策や我が国が最近行ったUNDP経由の脱炭素化支援及び適応基金への新規拠出、若者の参加に関する取組を紹介しつつ、COP27に向けて、引き続き、同事務局と協力し、会合の成功を目指していきたい旨述べました。また、ウクライナ情勢に関し、ロシアによるウクライナ侵略は決して許されるものではなく、強く非難する旨述べた上で、気候変動分野でも国際社会の約束は守られるべきであり、COP26における脱炭素化に向けた我が国を含む全締約国の決意はゆるがない旨述べました。
  2. これに対し、エスピノサ事務局長は、気候変動分野における我が国のこれまでの交渉プロセス及び資金面での貢献に謝意を表明した上で、我が国のUNDP経由の支援及び適応基金への拠出を高く評価する旨の発言がありました。また、我が国の地方レベルでの気候変動に対する積極的な取組や若者の参加に関する取組についても高い評価を述べた上で、COP27の成功に向けて、引き続き、我が国と緊密に各分野で連携していきたい旨述べました。ウクライナ情勢に関しては、今後のUNFCCC関連の会合への対応も含め、引き続き日本とも連携していきたい旨述べました。

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