外務省・新着情報

令和4年4月12日

 4月11日、21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム(Japan-Singapore Partnership Programme for the 21st Century: JSPP21)の2022年度年次実施計画に係る計画委員会がオンライン形式で開催されました。同計画委員会には、日本側から竹端昌宏外務省国際協力局国別開発協力第一課長ほか国際協力機構(JICA)関係者が、シンガポール側からウィリアム・タン星外務省技術協力局長(Mr. William Tan, Director-General, Technical Cooperation Directorate, Ministry of Foreign Affairs)がそれぞれ出席しました。

  1. この計画委員会では、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、オンライン形式で実施された2021年度の研修を評価するとともに、2022年度に実施する研修について協議しました。充実した研修の更なる実施に向けて、日・シンガポール双方から積極的に意見が出されました。
  2. 双方は、今後も本パートナーシップを通じて引き続き連携していくことで一致しました。
(参考)21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム(Japan-Singapore Partnership Programme for the 21st Century: JSPP21

  • (1)日本とシンガポールが協力して、第三国に対する技術協力を行うプログラム。1993年5月の首脳会談において、両国が共同で開発途上国に対する技術協力を実施していくことで合意。1997年には経費を両国で折半し、両国の関係をイコール・パートナーシップとして位置づけることを確認し、「JSPP21」に改称。
  • (2)発足以来、交番システムや貿易投資促進、海上交通等に関する約430コースの研修を実施。各研修では、日本政府の関係省庁やJICA国際協力専門員を派遣して講義を行っており、これまでASEAN諸国を中心に約7,300名の研修員を受け入れている。
  • (3)2018年12月、日シンガポール両国の外相間で討議議事録を改訂し、(ア)平和と安全、(イ)都市のガバナンス、(ウ)民間セクターの発展、(エ)脆弱性への対応、(オ)スマート・イニシアティブを協力の重点分野とすることになった。

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