経産省・新着情報

2022年3月29日(火)
8:52~8:55
於:国会本館2階閣議室前

冒頭発言

電力需給

おはようございます。
まず初めに2点、先週22日の電力需給ひっ迫警報に関しまして、メディアの皆さんにも正しく報道いただいて、国民の皆様の御協力で何とか回避できました。改めて御礼申し上げたいと思います。

ウクライナ情勢

それからもう一点ですが、今回のロシアによるウクライナ侵略に対し、我が国は国際社会と連携し、ロシア等に対する強い制裁措置を実施しております。
G7首脳会合において岸田総理から、ぜいたく品の輸出禁止措置を含め追加の制裁措置について御発言がございました。
3月25日の閣議了解を踏まえ、ロシアへの奢侈品の輸出禁止を措置するため、本日、輸出貿易管理令の改正について閣議決定を行い、本日付で公布、4月5日に施行します。
これによって、高級自動車や宝石・宝飾品等のぜいたく品について、ロシア向けの輸出が4月5日より禁止されることとなります。詳細については追って事務方から説明をさせます。
今後もウクライナをめぐる情勢を注視しつつ、G7を始めとする国際社会と連携し、厳しい制裁措置を講じてまいります。
私からは以上です。

質疑応答

経済対策

Q: ウクライナ情勢を踏まえた経済対策について伺います。経済産業省としては何を重視してどんな対策を打ち出したいとお考えでしょうか。また、関連してガソリン価格の高騰対策について5月以降どのような対応を検討しているかをお聞かせください。

A: 先ほどの閣僚懇において総理から、原油価格・物価高騰等総合緊急対策を策定するよう指示がありました。経済産業省としては原油価格が更に高騰し続けた場合への対応について、現在講じている激変緩和措置の効果も見極めつつ、あらゆる選択肢を排除することなく検討し、対応したいと思います。

また、エネルギー、原材料等の安定供給に支障が生じることがないように、調達先の多様化を進めてまいります。さらに、物価の高騰に対しては、価格転嫁を進めつつ、賃上げを実現していくとともに、中小企業への資金繰り支援を確保、強化してまいりたいと思います。国民生活や経済活動への影響を最小化するよう、具体的な検討をしっかり進めてまいりたいと思います。

現在行っている原油価格ですけれども、高騰抑制策ですけれども、3月末までの緊急避難的な措置としていた燃料油価格の激変緩和事業を4月末まで延長することとしました。今朝の閣僚懇において、今申し上げたように、4月末までに逆に、この原油についてはどうするかというのを取りまとめをするように指示があったところでございますので、今、3党協議なども行っていますので、何が効果的な対策か、政府全体で検討を加速してまいりたいと思います。

 

以上

最終更新日:2022年4月18日

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