外務省・新着情報

令和4年4月11日
小田原外務副大臣とラ・カメラ国際再生可能エネルギー機関(IRENA)事務局長

 4月11日、12時から約90分間、飯倉公館において、小田原潔外務副大臣は、訪日中のフランチェスコ・ラ・カメラ国際再生可能エネルギー機関(IRENA)事務局長(Mr. Francesco La Camera, Director-General, IRENA (International Renewable Energy Agency))を迎え、昼食を交えて会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 小田原副大臣から、冒頭、ウクライナ情勢を受け、エネルギー安全保障を確保しつつ、エネルギー転換を進めることの重要性を指摘するとともに、再生可能エネルギーの推進に不可欠であり、かつ、経済安全保障の観点からも重要な鉱物資源を巡る課題について、幅広くIRENAと協力していきたい旨述べました。
  2. これに対し、ラ・カメラ事務局長からは、今までの日本のIRENAに対する貢献への謝意が示されるとともに、IRENAとして、世界における再エネの普及に一層努力していきたい、特に、重要鉱物資源のガバナンス向上において協力していきたい旨述べました。
  3. 日本政府として、ラ・カメラ事務局長の二期目の再任を支持する旨伝達し、ラ・カメラ事務局長より謝意が述べられました。
  4. 両者は、今後も世界の脱炭素化に向けて協力を強化していくことで一致しました。
(参考1)国際再生可能エネルギー機関(IRENA)

 再生可能エネルギー(太陽、風力、バイオマス、地熱、水力、海洋利用等)の普及及び持続可能な利用の促進を目的として、2011年4月に設立された国際機関。166か国とEUが加盟。

(参考2)フランチェスコ・ラ・カメラ国際再生エネルギー機関(IRENA)事務局長

 2019年4月より第2代IRENA事務局長(任期は2023年3月までの4年)。イタリア出身。イタリア環境・国土海洋保全省で、持続可能な開発・エネルギー・気候局長を務めた経歴を持つ。


発信元サイトへ