外務省・新着情報

令和4年4月7日

 4月8日、岸田文雄内閣総理大臣は、COVAXワクチン・サミット2022にビデオメッセージの形で出席予定です。

  1. 本会合は、新型コロナウィルス感染症の収束のため、途上国における安全性、有効性及び品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスを確保すべく、COVAXファシリティを通じたワクチンの調達・輸送等に必要な資金を調達することを目的として、オンライン形式で開催されます。
  2. 本会合はG7議長国のドイツ及びG20議長国のインドネシア並びにAU議長国のセネガルがGaviと共催し、ショルツ・ドイツ連邦首相を始めとするドナー各国及びCOVAXを通じた支援の被供与国・地域並びに国際機関の代表等が参加する予定です。
  3. 国内で新型コロナが収束したとしても、世界のどこかにウイルスが残っている限り感染症の再拡大の可能性は残ります。特に、アフリカを始めとする途上国では未だワクチン接種率が低水準に留まっており、新たな変異株の拡大防止の観点からも、途上国の実情やニーズに基づいた支援の継続が重要です。我が国としては、本サミットにおいて、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成に向けて、ワクチンの公平なアクセスに向けた貢献への決意等を示す考えです。

[参考]COVAXファシリティ(COVID-19 Vaccine Global Access Facility
 新型コロナワクチンへの途上国を含めた公平なアクセスの確保のため、Gaviワクチンアライアンス主導の下、立ち上げられた資金調達及び供給調整メカニズム。ワクチンの購入量と市場の需要の保証を通じ規模の経済を活かして交渉し、迅速かつ手頃な価格でワクチンを供給する仕組み。このうち、途上国支援枠組み(AMC: Advance Market Commitment)について、少なくとも合計52億米ドルの資金が必要であるとされている。


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