内閣府・新着情報

宇宙開発利用の推進において大きな成果を収め、先導的な取組を行うなど、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした事例に対し、その功績をたたえることにより、我が国の宇宙開発利用の更なる進展や宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的としています。

第5回宇宙開発利用大賞

「第5回宇宙開発利用大賞 受賞事例」が以下の通り決定いたしました。

第5回宇宙開発利用大賞 受賞事例一覧
賞名 事例名 受賞者名
内閣総理大臣賞 小型SAR衛星コンステレーションによる準リアルタイムデータ提供 株式会社QPS研究所
大西 俊輔
内閣府特命担当大臣
(宇宙政策)賞
ELSA-dによるスペースデブリへの接近・捕獲の軌道上実験 株式会社アストロスケール
飯塚 清太
総務大臣賞 宇宙アバターの技術活用に向けた宇宙-地上間のアバター技術実証 avatarin株式会社
深堀 昂
宇宙航空研究開発機構
市川 千秋
外務大臣賞 国連宇宙空間平和利用委員会法律小委員会議長としての活動 慶應義塾大学大学院
青木 節子
文部科学大臣賞 衛星・陸域水循環融合システムToday’s Earthの開発 東京大学
芳村 圭、馬 文超
宇宙航空研究開発機構
山本 晃輔
農林水産大臣賞 衛星データを活用した「宇宙ビッグデータ米 宇宙と美水」の開発 株式会社天地人
櫻庭 康人
株式会社神明
古満 考雄
株式会社笑農和
下村 豪徳
経済産業大臣賞 人類史上初の自律ロボットによる宇宙組み立て作業の成功 GITAI Japan株式会社
上月 豊隆、植田 亮平、中ノ瀬 翔
環境大臣賞 SDGs課題と環境変化を衛星で発見「GRASP EARTH」 株式会社Ridge-i
宇宙航空研究開発機構
理事長賞
超小型衛星の環境試験を通じた宇宙新規参入の支援と人材育成 九州工業大学 超小型衛星試験センター

選考の結果、国土交通大臣賞及び防衛大臣賞は「該当なし」となりました。

「宇宙産業ビジョン2030」を踏まえた対応

平成29年5月に宇宙政策委員会で取りまとめられた「宇宙産業ビジョン2030」では、宇宙開発利用大賞を抜本強化することが掲げられました。具体的には、従来は宇宙の開発利用に成功した優秀事例の表彰に止まっていたところを、その対象を拡大し、今後の成功を目指す有望なベンチャー企業等を対象に加えるなど、アイデア開拓を活性化させるとともに、優秀なアイデアについては事業化までつなげていくこととされました。
こうした観点を踏まえ、第5回宇宙開発利用大賞においても引き続き、ベンチャー企業等の新規参入者からの応募を歓迎するとともに、こうした取り組みを積極的に評価することで、従来の発想にとらわれない、革新的なアイデアや新たな分野への取り組みなど、宇宙開発利用の手法・分野の拡大につながる事例の表彰機会を拡大します。

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