外務省・新着情報

令和4年1月21日
テレビ会議に出席する林大臣の様子
発言を行う林大臣の様子
テレビ会議の様子

 1月21日、午後8時(日本時間)から約3時間、ギー・パルムラン・スイス経済・教育・研究大臣(H.E. Mr. Guy Parmelin, Head of the Federal Department of Economic Affairs, Education and Research, Switzerland)がオンライン形式で主催するWTO非公式閣僚会合が行われ、日本からは、林芳正外務大臣、萩生田光一経済産業大臣及び武部新農林水産副大臣が参加しました。

  1. 本会合は、毎年、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(通称ダボス会議)(於:スイス・ダボス)の機会にスイスが関係国を招待して開かれてきたもので、本年はオンラインで開催されたものです。
  2. 今回の会合では、昨年11月に予定されていた第12回WTO閣僚会議の延期を受けて、パンデミック対応、漁業補助金交渉、農業交渉、WTO改革等のWTO交渉における主要交渉分野の今後の取り進め方について議論が交わされました。
  3. 林外務大臣からは、昨年醸成されたモメンタムを逃さないよう切迫感を持って取り進めていく必要がある旨指摘するとともに、これまでの議論を後退させることなく、主要4分野全てに取り組む必要がある旨呼びかけると共に、中でもパンデミックへの対応はWTOにとって喫緊の課題であり、総体的な成果を出す必要がある旨指摘しました。
  4. 参加閣僚は、MC12の開催に向けて引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
(参考1)参加メンバー(29か国・機関)(アルファベット順)

 豪州、ブラジル、カメルーン、カナダ、チャド、チリ、中国、コスタリカ、EU、インド、インドネシア、ジャマイカ、日本、カザフスタン、ケニア、韓国、メキシコ、モロッコ、NZ、ナイジェリア、ノルウェー、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、スイス(議長国)、英国、米国、WTO事務局

(参考2)過去のスイス主催WTO非公式閣僚会合への日本からの出席者(いずれも当時)

 2021年1月(オンライン):茂木敏充外務大臣、梶山弘志経済産業大臣、野上浩太郎農林水産大臣

 2020年1月(ダボス):若宮健嗣外務副大臣、牧原秀樹経済産業副大臣、伊東良孝農林水産副大臣

 2019年1月(ダボス):世耕弘成経済産業大臣、辻清人外務大臣政務官

 2018年1月(ダボス):岡本三成外務大臣政務官

 2017年1月(ダボス):薗浦健太郎外務副大臣、中川俊直経済産業大臣政務官、矢倉克夫農林水産大臣政務官


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