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2022年1月12日

「株式会社ダイフク」が、社長・CEOの選任・後継者計画において先進的な取組を行っている企業として、「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2021」(一般社団法人日本取締役協会主催、経済産業省、金融庁、法務省、東京都、日本取引所グループ後援)経済産業大臣賞を受賞しましたので発表します。

1.概要

成長戦略としてのコーポレートガバナンス改革の「形式から実質へ」の深化に向け、東京証券取引所の「コーポレートガバナンス・コード」(平成30年6月改訂、令和3年6月再改訂)及び経済産業省の「コーポレート・ガバナンス・システムに関する実務指針」(CGSガイドライン)(平成30年9月改訂)が改訂されました。

これらの改訂の趣旨を踏まえ、特にガバナンスの根幹である社長・CEOの選任・後継者計画(サクセッションプラン)について、独立した指名委員会を中心とした実効的な監督を行い、成果を上げていると認められる企業を選定し、その先進的な取組を広く発信することにより、コーポレートガバナンス改革の推進を図るため、平成30年度より「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー」において、経済産業大臣賞を創設しています。

今次、「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2021」 経済産業大臣賞実施要領(別紙参照)に基づく審査が行われた結果、株式会社ダイフク(東京証券取引所第1部上場 (証券コード6383))が今年度の経済産業大臣賞を受賞しました。

2.選定理由

過去3回の授賞企業は、社長・CEOの選任・後継者計画の形(プロセス)とその結果(業績)において優れている企業を表彰してきましたが、今年度は、「社長・CEOの選任・後継者計画において、先進的な取組を行っている企業」という賞の趣旨を踏まえ、さらに、選任後のCEOのリーダーシップにも注目しました。その結果、ダイフクについては、特に以下の点が評価されました。

  1. 現社長は、指名委員会に相当する諮問委員会における検討など客観性を重視したプロセスを経て選任されている。また、現社長就任に際し、就任直後に前社長が取締役から退任し、新任社長主導で執行部のチーム作りを行う等、速やかにリーダーの明確な交代を図っている点で、先進的といえる。

  2. 現社長は社長就任後、プロセスの透明性・合理性・客観性強化のために、諮問委員会の構成を社外者中心にするなど、社長の選任プロセスの改善を進めるとともに、事業部の垣根を越えた人事や執行役員候補の人材プールの構築を行う等、将来を見据えた全社的な後継者育成にもリーダーシップを発揮しており、後継者計画に資する改革に執行代表として意欲的に取り組んでいる。

  3. 経営者に求められる重要な要素である誠実さ(integrity)が発揮されており、外部からの指摘に対して迅速に対応・開示をするなど、選任された執行代表として真摯にステークホルダーに向き合っている。また、社外の目・声を重視すべく、社外取締役との意思疎通や情報共有を行いつつ、中長期的な視点に立ったグローバルな経営を行った結果、高い業績をあげている。

3.表彰式(予定)

日時

令和4年1月31日(月曜日)16時00分

場所

帝国ホテル東京 牡丹の間

※感染症対策については、国・東京都のガイドラインに従い、対策を講じます。
※表彰式に関するお問合わせは、主催者である日本取締役協会宛てにお願いします。

関連資料

関連リンク

担当

経済産業政策局産業組織課長 安藤
担当者: 佐伯、藤田、石塚

電話:03-3501-1511(内線 2621~2625)
03-3501-6521(直通)
03‐3501-6046(FAX)

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