令和3年12月24日(金),法務省において,第71回“社会を明るくする運動”作文コンテスト法務大臣賞表彰式を行いました。

受賞者と参列者の集合写真

 “社会を明るくする運動”作文コンテストは,全国の小・中学生の皆さんに,日常生活での体験を通じて,犯罪や非行のない明るい社会づくりについて考えたことや感じたことを作文にすることで,本運動に対する理解を深めてもらうことを目的として実施しています。
 29回目である今回は,29万1,638点(小学生12万2,909点,中学生16万8,729点)の応募がありました。
 その中から,厳正な審査の結果,法務大臣賞(最優秀賞)2点を始め入賞作品32点が選ばれました。法務大臣賞には,小学生の部は川本(かわもと)一翠(いすい)さん(福井県)の作品「『ふつう』を知った日」が,中学生の部は鈴木心晴(すずき こはる)さん(宮城県)の作品「誰もがつながりを感じられる社会を目指して」がそれぞれ選出されました。


表彰を受ける川本一翠さん


表彰を受ける鈴木心晴さん

 古川法務大臣は,川本さんに対して,「「社会の一員として,考えることをやめずにいよう」というとても強い思いが伝わってくる印象深い作文でした。」,鈴木さんに対して,「気持ちのこもった挨拶という小さな心がけが社会全体に広がり,誰もが「自分は社会の大切な一員だ」と実感できれば,明るく温かい社会が実現するのではないかという鈴木さんの作文からは,社会の大きな可能性・希望が伝わってきました。」などと言葉を掛けました。


挨拶を述べる古川法務大臣

 古川大臣の言葉を受けて,川本さんは,「受賞は信じられない気持ちです。これからも社会の一員として考え続けていきます。」と強い決意を述べられ,鈴木さんは,「東日本大震災の被害を乗り越えることが出来たのは,周囲の声掛けのおかげです。これからも気持ちのこもった挨拶を心がけていきます。」と前向きな気持ちをそれぞれ自分の言葉で述べられました。


受賞した気持ちを述べる鈴木心晴さん