外務省・新着情報

令和3年12月20日

 12月13日から17日まで、ニューヨーク(国連本部)において、サイバーセキュリティに関する国連オープン・エンド作業部会(the Open-Ended Working Group on security of and in the use of information and communications technologies 2021-2025 (OEWG 2021-2025))第1回会合が開催されました。

  1. OEWGは、全国連加盟国がサイバー空間における脅威認識、規範、国際法の適用、信頼醸成、能力構築など幅広い議論を行う会合として、2019年に立ち上がり本年3月に報告書を採択しました。更に、昨年提出された国連総会決議に基づき改めて本年から2025年までの期間設置されることが決まったものです。
  2. 12月14日、本件会合の冒頭セッションにおいて、有馬裕サイバー政策担当大使(総合外交政策局審議官)がビデオステートメントを行いました。本ステートメントでは、サイバー空間が経済及び社会的な活動全般において不可欠な公共空間になっており、同空間への攻撃は安全保障上の重大なリスクとなり得る旨の認識を示した上で、同空間に既存の国際法が適用されるとの立場を改めて述べ、従来の国連GGE及びOEWG報告書を含む成果に基づいてOEWG 2021-2025で議論を行っていくべきこと等について強調しました。

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