経産省・新着情報

2021年12月20日

JISは、鉱工業品、データ、サービスの品質、性能や試験方法などを定めた国家規格であり、社会的環境の変化に対応して、制定・改正しています。

1.今回のJISの制定・改正内容

1.柔軟性発泡ゴム保温材に関するJIS制定

建築物、住宅に設置される配管、ダクトなどには保温材が用いられています。保温材は冷暖房の熱や冷気を逃さず、結露を防止するなど、建築物の省エネ化や快適な室内環境の実現に重要な役割を担っています。日本では繊維系や発泡プラスチック系の保温材が普及していますが、近年、施工が容易、配管の腐蝕を起こしにくい等の理由から、多くの気泡を取り込んだ構造になっている「柔軟弾性発泡ゴム」が着目されています。

こうした新製品は、製品の品質や性能を客観的に評価することが、使用者にとっても製造者にとっても有益ですが、柔軟弾性発泡ゴム保温材のための規格は、これまで存在しませんでした。今般、新市場創造型標準化活用制度※を活用し、JISを制定しました。これにより、信頼性や認知度が向上し、利用普及と市場拡大が期待されます。

※従来の標準化プロセスでは、推進することが難しい、複数の関係団体にまたがる技術・サービスや、特定企業が保有する先端技術等に関する標準化を後押しする制度。制度概要は、こちらを参照。

製品の一例
図1 製品の一例:出典 Armacell Japan株式会社

2.JIS(日本産業規格)とは

JIS(Japanese Industrial Standards)は、製品、データ、サービスなどの種類や品質、それらを確認する試験方法又は評価方法や、要求される規格値などを定めており、例えば、生産者、サービスの提供者、使用者・消費者などが安心して品質が良い製品を入手したり、サービスの提供を受けることができるために用いられています。
経済産業省では、技術の進歩や、社会的環境の変化等、必要に応じて、JISを制定・改正しています。

JISについて、詳しくは、下記のサイトを御覧ください。
日本産業標準調査会ホームページ外部リンク
経産省ホームページ標準化・認証

JISの閲覧は、下記のサイトより検索ください。
JIS検索外部リンク

3.過去のニュースリリース

日本産業規格(JIS)制定・改正関連のリリースはこちらを御覧ください。

4.各規格のお問合せ先について

公示された各規格の詳細について、お問合せされる場合は、資料1に記載された担当課(1.については国際標準課)に極力メールにてお問合せください。その際は、氏名、所属(企業等からの問合わせの場合)、連絡先を明記していただくようお願いします。

関連資料

関連リンク

担当

  • 本発表資料のお問合せ先

    産業技術環境局基準認証広報室長 齋藤
    担当者:菅、堀坂、髙野

    電話:03-3501-1511(内線3421~2)
    03-3501-9245(直通)
    03-3501-7851(FAX)

    E-MAIL:MLLWA@meti.go.jpメールリンク

  • 規格のお問合せ先

    産業技術環境局国際標準課課長 渡辺(真)
    担当者:大山、関野、阿波、渡辺(奈)

    電話:03-3501-1511(内線3423~3427)
    03-3501-9283(直通)
    03-3501-8625(FAX)

    E-MAIL:s-kijun-ISO@meti.go.jpメールリンク

    産業技術環境局国際電気標準課

    電話:03-3501-1511(内線3428~3429)
    03-3501-9287(直通)
    03-3501-8631(FAX)

    E-MAIL:s-iec@meti.go.jpメールリンク

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