外務省・新着情報

令和3年12月13日

 12月13日(現地時間同日)、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて、我が方、和田充広駐パキスタン・イスラム共和国日本国特命全権大使と先方アイダ・ギーマ国連児童基金(UNICEF)パキスタン代表(Ms. Aida Girma, UNICEF Representative in the Islamic Republic of Pakistan)との間で、無償資金協力「ポリオ感染拡大防止・撲滅計画」(供与額4.95億円)に関する書簡の交換が行われました。

  1. パキスタンは、アフガニスタンと並び、野生株ポリオウイルスが常在する国であり、我が国は、1996年から同国におけるポリオ撲滅に向けた支援をUNICEFと協力して継続的に行っています。ポリオ撲滅に向けた取組を継続することで感染拡大を防ぐことが重要な課題となっています。
  2. この計画は、パキスタンにおいて5歳未満児を対象に、ポリオワクチン接種キャンペーン等を実施するために必要なワクチンを調達するための資金を供与するものです。この協力により、約2,100万人の5歳未満児へのワクチン接種が可能となり、これら児童のポリオウイルスへの免疫向上及び同国におけるポリオ撲滅に貢献し、ひいては、同国から他国へのポリオ感染拡大を防止し、国際的なポリオ撲滅に向けた取組に寄与することが期待されます。
(参考)パキスタン・イスラム共和国基礎データ

 パキスタン・イスラム共和国は、面積約79.6万平方キロメートル(日本の約2倍の大きさ)、人口2.2億人(2020年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)1,280米ドル(2020年、世界銀行)。


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