経産省・新着情報

2021年11月15日

経済産業省では、2016年よりCGS研究会を立ち上げ、日本におけるコーポレートガバナンスの在り方について検討を進めてきました。今般、グローバル競争の中で、企業が中長期的な成長を実現するにあたって必要なガバナンスの在り方を検討するため、CGS研究会(第3期)を立ち上げます。

1.背景

近年のコーポレートガバナンス改革の動きの中で、社外取締役や株主による監督の強化や企業の収益力は一定程度向上するとともに、一部の企業では、事業ポートフォリオの見直しも進められています。しかし他方、中長期的な成長を実現するための投資は必ずしも増加しておらず、結果としてグローバル経済における日本企業の総体としても地位は後退しているのが現状です。

本年6月にはコーポレートガバナンス・コードが改訂されましたが、企業が中長期的な成長を実現するための投資を増加させ、グローバル競争に勝ち抜くためには、企業の成長の源泉となる経営者のアントレプレナーシップやアニマルスピリットが健全な形で発揮されるための仕組みや、有効な経営戦略を立案し速やかに実行するための執行側の機能の強化がこれまで以上に求められています。

こうした問題意識から、企業価値を高める経営戦略を生み出し実行する仕組みをどう築くか、グローバル競争の中で成長を目指す企業のガバナンスをどう考えるか等のコーポレートガバナンス・システムに関する課題を検討するため、CGS研究会(第3期)を開催します。

2.本研究会の取組

本研究会では、企業特性に応じたガバナンスの姿・水準の違いや、健全な起業家精神の発揮を促すための方策について検討した上で、執行側の機能強化やグローバルな競争の中で成長を目指す企業のガバナンス、社外取締役の人材プールの質・量の向上、取引先との公正・適正な

取引に関する取組等について検討を行います。

3.今後の予定

以下の日程で第1回研究会を開催します。
第1回:令和3年11月16日(火曜日) 午前9時00分から11時00分

(研究会は非公開、後日議事要旨をホームページに掲載予定。)

※ 第2回以降は月1回程度開催の上で検討を行い、来年6月末を目途に報告書を取りまとめるとともに、CGSガイドラインを改訂することを目指します。

4.委員名簿

※ 別紙を参照下さい。

関連資料

担当

経済産業政策局 産業組織課長 安藤
担当者:佐伯、栗原、保坂、山口、石塚

電話:03-3501-1511(内線 2621~2625)
03-3501-6521(直通)
03-3501-6046(FAX)

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