経産省・新着情報

2021年11月17日

経済産業省は、これからの日本における、ファッション領域を通じた持続的な価値創造を促進するため、「これからのファッションを考える研究会 ~ファッション未来研究会~」を新たに設置し、第1回を11月18日に開催します。

1.趣旨

ファッションとは、単に身体保護等の機能としての衣服の議論に留まらず、独自の文化や価値観、人の創造性を表す媒体でもあり、人口減少下及び経済社会のデジタル化が進む我が国における海外需要獲得戦略の中でも、最も重要視される領域の一つです。
近年では、消費の二極化・多様化や、気候変動などの社会課題に声を上げる新たな消費者層(Z世代)の台頭、デジタル領域をはじめとする自己表現の場の拡大(デジタルファッション)など、消費者を取り巻く社会・ラグジュアリー概念の変化に伴い、ファッションの在り方についても大きな転換期を迎えているとの指摘があります。
世界に目を転じてみれば、これらの変化への対応として、従来のファッション産業とは異なるサービスモデルの出現や、リセール市場の活性化、デジタル技術を活用した新たな市場創造、バイオ技術等による素材革命など、様々なファッションの「未来」の兆しが出てきています。
この点、我が国が持つ豊かな芸術文化や伝統工芸、繊維産地のポテンシャル、デジタル技術やバイオ技術は、世界最高水準と言っても過言ではなく、いかにして、これらを組み合わせ、日本独自の創造性を発揮し、ファッションの「未来」づくりをリードしていくかが、我が国経済社会の持続的成長を検討する上で重要です。
こうした状況・問題意識を踏まえ、本研究会においては、これからの我が国のファッション領域における創造性等の発揮への支援、更なる海外需要獲得の実現など、持続的な価値創造のために必要な方策について検討します。

2.スケジュールと検討テーマ

第1回

11月18日(木曜日)9時00分から11時00分
出現しうる未来から考える

第2回

11月22日(月曜日)15時00分から17時00分
未来に向けた進化のポイント①:サービスとしてのファッションの進化

第3回

11月26日(金曜日)13時00分から15時00分
未来に向けた進化のポイント②:デジタルやバイオとの融合

第4回

12月8日(水曜日)13時00分から15時00分
これからの時代のラグジュアリーと海外需要獲得に向けて

第5回

12月16日(木曜日)9時00分から11時00分

ファッションの未来に向けて

配布資料及び議事概要は、こちらのページに開催後掲載します。

担当

商務・サービスグループ
ファッション政策室長 俣野
担当者: 澤原宜、井上、冨嶋

電話:03-3501-1511(内線 3651)
03-3501-1750
03-3501-6782(FAX)

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