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2021年10月29日

有限会社すみとも商店、ロワ・ジャパン有限会社が輸入した、ダイソン株式会社のコードレス掃除機に取り付けできる非純正のバッテリーパックから、出火したとみられる火災事故が多発しています。このため、既にリコール対応が行われていますが、本製品は、充放電をしていない保管状態であっても発火のリスクがある大変危険な製品です。対象のバッテリーパックをお持ちの方は、直ちに使用を中止し、鍋や空き缶等の金属性の容器に入れて保管し、可燃物に燃え広がらないための措置を講じてください。

当該製品は、保管状態でも発火するおそれがあるため、廃棄をせずに安全な方法で保管するようにお願いします。回収もしくは廃棄方法等については、関係者と検証を行い、後日連絡をいたします。

1.対象製品の確認方法

火災事故の発生が確認されたバッテリーパックには、以下のとおり、輸入事業者名(Orange Line DC60、ROWA・JAPAN DC62)が表示されています。

(参考1)火災事故の発生が確認された事故品の写真(参考2)事故の事例

2.本製品をお持ちの方へ

本バッテリーについては独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)による調査の結果、充放電していない保管状態であっても、基盤上の部品が発熱・発火する可能性があることが、本日(10月29日)付で確認できており、大変危険な製品です。

そのため、直ちに使用を中止し、充放電は絶対に行わないで下さい。また、廃棄方法等が決定するまでの間、万が一発火した場合に拡大被害を防ぐため、鍋や空き缶のような金属性の容器等に入れて保管し、可燃物のそばに置かないようお願いいたします。

(参考) 事故発生状況とリコール経緯、概要について

①本年4月から9月にかけて、有限会社すみとも商店が輸入したダイソンの掃除機用非純正のバッテリーで重大製品事故が計7件発生しています。同社は8月16日からリコール対応をしていたものの、10月5日付で倒産しています(リコール対応は10月19日まで実施)。以降、消費者に向けては、経済産業省HP等において廃棄依頼を呼びかけていました。
https://www.meti.go.jp/product_safety/recall/file/210816-1.html

②本年7月、9月にロワ・ジャパン有限会社が輸入したダイソンの掃除機用非純正のバッテリーにおいても重大製品事故が2件発生しています。同社は10月1日からリコール対応を行なっているところです。
https://www.meti.go.jp/product_safety/recall/file/211001-2.html

担当

産業保安グループ製品安全課
製品事故対策室長 望月
担当:関根、門田、田代

電話:03-3501-1511(内線4311~3)
03-3501-1707(直通)
03-3501-2805(FAX)

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