外務省・新着情報

令和3年12月8日

 12月8日(現地時間7日)、メキシコシティにおいて、STSフォーラム中南米カリブ地域ハイレベル会合がハイブリッド形式で開催され、その開会式において、日本からは林芳正外務大臣がビデオ・メッセージ(仮訳(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く)を発出しました。

 林大臣は、同ビデオ・メッセージにおいて、日本と中南米カリブ地域との間での科学技術協力を、科学技術外交の三側面を踏まえつつ振り返りました。また、産官学連携を世界規模で多層的に繋げるべく、様々なネットワークを束ねる機能を果たしているSTSフォーラムを活用する形で、日本と中南米カリブ地域との更なる連携強化が進むことを期待する旨を発信しました。

(参考1)科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)中南米カリブ地域ハイレベル会合

 12月7日、8日(現地時間)の2日間にわたり、特定非営利活動法人「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」とメキシコ外務省との共催で、中南米カリブ地域で初となるSTSフォーラム関連会合を開催。日本及び中南米カリブ地域から、政府、学術会、産業界等の関係者が参加し、科学技術外交をテーマに幅広い議論が行われている。

(参考2)科学技術外交の三側面

 科学技術外交は、次の三つの側面で整理することができる。
(1)Science in Diplomacy  (外交の中の科学): 外交政策の意思決定や地球規模課題の解決に、科学技術の知見を活用すること
(2)Diplomacy for Science (科学のための外交): 外交を通じて、科学技術分野での国際協力や科学技術の国内振興を促進すること
(3)Science for Diplomacy (外交のための科学): 科学技術力や研究者の国際ネットワークを、国家間の関係構築・強化に活用すること


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