外務省・新着情報
令和3年12月7日
12月7日(現地時間6日)、ニューヨークで行われた国連総会本会議において、我が国が提出した核兵器廃絶に向けた決議案(「核兵器のない世界に向けた共同行動の指針と未来志向の対話」)が、158か国の支持を得て採択されました。
- この決議案は、10月28日(現地時間27日)に国連総会第一委員会で採択されたものと同一であり、「核兵器のない世界」の実現が国際社会の共通目標であることを再確認するとともに、核兵器不拡散条約(NPT)体制の維持・強化に向け、国際社会が一致して直ちに取り組むべき行動の指針と未来志向の対話の重要性を強調するものです。
- 本年の決議案は、核兵器国である米国、英国及びフランス、並びに多くの非核兵器国を含む様々な立場の国々の支持を得て採択されました。我が国としては、この決議案を通じ、第10回NPT運用検討会議の意義ある成果に貢献していく考えです。
- 我が国は、引き続き、「核兵器のない世界」の実現に向けて着実に前進すべく、粘り強く、各国間の橋渡しのための努力を重ねていきます。
(参考1)国連総会本会議における我が国決議案の採択結果
賛成:158
反対:4(中国、北朝鮮、ロシア、シリア)
棄権:27
(参考2)国連総会第一委員会における我が国決議案の採択結果
賛成:152(57か国の共同提案国を含む)
反対:4(中国、北朝鮮、ロシア、シリア)
棄権:30
(参考3)